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看護師さんも知っておきたい!ママが喜ぶ「ベビーマッサージの基本」
ママとベビーの笑顔のひととき、ベビーマッサージ
年々人気が高まりつつある『ベビーマッサージ』(以後ベビマ)。
ベビマはママ、パパが赤ちゃんと取れるスキンシップの一つとして人気があります。
ベビマって具体的にどんなメリットがあるのでしょう?
こんなにある!ベビマのメリット
- 親子のきずなが深まる
赤ちゃんはママの優しい手でタッチしてもらうのが大好き。
触れ合うことで親子の絆が深まり、これからの親子関係の土台にもなってくれます。 - 赤ちゃんの情緒が安定する
赤ちゃんの夜泣きは、昼間の強い刺激が原因とも言われています。
ベビマを受けることで、ママの温もりや愛情を感じストレスが減り、夜泣きも減って落ちついて眠れるようになります。 - 筋肉を刺激することで成長をサポートする
肌をなでたり、さすったりすることが脳にも良い刺激となり、これからのお座りやハイハイと言った大事な運動機能をサポートする効果があります。
また便秘改善も期待できます。 - スキンケアに効果的
保湿効果の高いオイルを使うことで、赤ちゃんのスキンケアにもなります。
適度な刺激を与え血流促進効果も。 - ママのストレスも減る
ベビマをすることで、機嫌が良くなる、ぐっすり寝てくれる…おかげでママのストレスも軽減!
何より親子の触れ合いの中で、赤ちゃんがニッコリとしてくれるのは最高の癒しですよね。
はじめてみよう♪ベビーマッサージ
【準備するもの】
- 100%植物性ピュアオイル
- タオル2枚(下に敷くものと、予備)
- お気に入りのおもちゃ
- 室温はちょうどいいですか?
裸になる赤ちゃんの事を考えると、室温は暖かめが良いでしょう。
大人が薄着でも大丈夫なくらいが適温です。 - 携帯やテレビはオフにしましょう。
ベビマの時間は携帯やテレビはオフにしてくださいね。
これは避けて‼ベビマにNGなこと
赤ちゃんの心臓に向かってマッサージしないで!
赤ちゃんの心拍数は大人の2倍とも言われています。
心臓に血液を流すようなマッサージは、心拍数が上がり、心臓の負担となります。
バーストラウマの箇所は無理に触らないで!
バーストラウマとは出生の時やママのおなかの中にいるときに受けた心の傷です。
ママのイライラ、喫煙、飲酒などが原因で赤ちゃんが胎内でストレスを感じ心の傷となってしまうことがあります。
頭や首、手などを触られることを嫌がる場合もあります。
その場合は無理に触り続けず、まずは嫌がらない場所からママの温もりをしっかり感じさせてあげましょう。
赤ちゃんの空腹時、飲食30分以内は避けましょう。
体調や皮膚の変化が現れたら、無理に続けず主治医に相談を。
また予防接種直後は避けてください。
始まりの合図をしましょう!
いきなり体をタッチするのではなく、まずは声がけから…
マッサージを始める前に赤ちゃんの足を包み込みながら目を見て『始まるよ~』とにっこり声を掛けましょう。
この始まりの合図を定着させることで、赤ちゃんも次第に『これからマッサージが始まる』と理解できるようになります。
足裏の中心を、かかとから指先に向かって、2本の指を使ってなでます。
片方の手で足を持ち、足裏に手のひらを乗せて包み込みます。そしたら時計回りに3回、逆回りに2回ゆっくり回します。(反対の足も同様に)
両手で赤ちゃんの足の表裏を交互に、太ももから足先に向かい手を滑らせるようになでます。(反対の脚も同様に)
両手で赤ちゃんの腕の表裏を交互に、肩から手首に向かってなでます。
胸の上で両手を使いハートを描くようになでます。
脇から肩へ、肩から脇と対角線を描くように左右の手で交互になでます。
胸の上で両手を重ねて左右同時に脇に向かいなで、そのまま腰までなでます。ママの体重が掛からないように注意しましょう。
おなか
おへそ周りに横長の楕円を描くように時計回りに8回から10回なでます。抑えすぎないよう注意しましょう。
赤ちゃんをうつぶせにさせて、首の後ろの頭の付け根から下に向かって、人差し指2本でなでます。
肩は耳の下から、肩先に向かって、同じように人差し指2本でなでます。
引き続き背骨の両側を肩からおしりに向かって左右の手を同時に、らせんを描くようになでます。
背中全体を上からお尻まで両手交互になでおろします。
お尻全体を包み込むように片手で時計回りに8~10回回しなでます。
終わりの合図
最後にクロージングタッチをしましょう。赤ちゃんの目を見て『終わったよ~、おりこうだったね♪』と言った声を掛けてあげます。
頭で両手を重ねて、頭→ほっぺ→肩→腕→手の順番で左右同時にタッチしていきましょう。そのあと両脇を両手で挟み、背中で指先を重ねて、腰→おしり→ふともも→足先の順番でマッサージしましょう。
心地よくてマッサージの途中で眠ってしまう赤ちゃんも多いとか…
そんな時は無理に続けず、中断し、眠らせてあげましょう。
いかがでしたか?私も早速生後5か月の息子に試してみました。
最初は慣れない手つきのせいか怪訝そうな顔をしていましたが(苦笑)、数日後には、始まりの合図をしただけでニッコリしてくれるようになりました♪
毎回、すべての部位をマッサージすることは難しい時もありますよね。
そんな時はおむつ交換やお着替えの時は足や腕だけとか、お風呂上がりに全身を…など自分なりにやりやすいスタイルを見つけてみて下さいね!