ビューティー&ヘルス
手は患者さんに見られてる!?ナースの賢いハンドクリーム選び
ハンドケアは自分に合ったハンドクリームを選ぶところから
冬本番になりましたね。
今年もいよいよ寒さのピークを迎えようとしています。
仕事をするナースの手って意外と患者さんに見られてるの知ってました?
ガサガサ・ささくれ・あかぎれだらけだとやっぱり恥ずかしいですよね・・・。
寒く乾燥し、手が荒れやすいこの季節に欠かせないのが、ハンドクリーム。
実はこのハンドクリームは、自分の手荒れのタイプに応じたものを選び、きちんと使うだけで得られる効果が倍増します。
皆さんの手荒れのタイプはどれに当てはまりますか?
手荒れのタイプ別に見るハンドクリームの選び方
カサカサの乾燥肌
- 皮ふが乾燥しかさかさして、ひどい時には粉が吹いたようになる
- 乾燥から手を動かす度に皮が突っ張っる
- 普段なら気にならない手のシワが目立つ
こうした乾燥肌の症状に悩まされている方は、保湿系クリームを選びましょう。
ヒアルロン酸…皮ふにうるおいを与え、肌の乾燥を防ぐ
セラミド…肌のうるおいを保つだけでなく、刺激からも肌を守る
こういった成分が多く含まれているものであれば、保湿に適したハンドクリームと言えます。
また、乾燥に伴いかゆみも症状としてみられる場合には、かゆみ止め効果のあるものを選び、かきむしらないようにしましょう。
皮ふが硬くなりゴワゴワしている
こうした皮ふが厚くなり硬くなってしまっている方は、皮ふを柔らかくする効果のあるハンドクリームを選びましょう。
尿素…厚くなってしまった皮ふを柔らかくし、潤いを保ってくれる
尿素入りのハンドクリームはどのお店でも見られるもので、手軽に購入できます。
しかし、注意しなければならないのが、その使い方にあります。
硬い皮ふや角質ではなく、顔などの薄い皮ふに塗ってしまうとさらに薄くなってしまい、外部からの刺激から身を守るバリア機能が低下してしまいます。なので、使用する箇所には気を付けて下さいね。また、長時間の使用でも皮ふが薄くなり、かえって乾燥しやすい肌になってしまいます。
あかぎれやひびが痛い
このような症状が見られると、手の水分と油分が著しく失われている状態にあります。そんな方は薬用のビタミン系クリームがおすすめです。
ビタミンC…肌が柔らかくなりキメが整う
ビタミンE…血行促進の効果があり、冷え性にもGood!
健康な肌には欠かせないこのビタミンを含むものがベスト。さらに薬用ならあかぎれなどの傷の修復にも効果的です。
自分の手荒れの症状と照らし合わせながら、自分に合ったハンドクリームに出会えると良いですね。薬局などで店員さんに自分の症状にはどのハンドクリームがいいのかを聞いてみるのも◎
効果が倍増!ハンドクリームの正しい使い方って?
自分に合ったハンドクリームの効果を逃すことなく得るためにも、正しい使い方を知っておきましょう。
まずは説明書きに目を通す
どのようなハンドクリームであれ、使用法や使用上の注意が記載された説明書きがあります。クリームの容器に記載されていることもあれば、説明書の紙が付随していることも。読まずに使い始めることが多いですが、説明書きには目を通しておきましょう。
買ったそのハンドクリームの一番正しい使い方はそこに記載されています。読まなきゃ損ですよ!
塗る前には手を洗い温める
汚れや菌が多いままの手にハンドクリームを塗るのは禁物!手についているそれらを手に塗りこむことになり、炎症につながる恐れがあります。それを避けるためにも、まずは手を洗い清潔に。
そして、塗る前には手をこすりあわせるなど、手を温めるようにしてください。温かい手のほうがクリームに含まれる成分の浸透力も増します。
クリームも手で温めてから
せっかく手を温めてもクリーム自体が冷たく固まった状態なら意味がありません。手の甲に適量(人指しゆびの第一関節ほどの量)をとり、体温で温めましょう。冷たいと感じなければ温まった証拠です。
甲から先へ揉みほぐしながら塗る
クリームが温まったら甲から指先へとゆっくり揉みほぐすように塗っていきましょう。揉むことで血行が良くなり、クリームの効果が一層増すだけでなく、冷え性改善にもなります。
クリームを手全体にまんべんなく塗布したら、指1本1本を根本から指先へと引っ張るようにしてマッサージしましょう。そうすることで指先も温められ、さらなる効果が得られます。
ハンドクリームを塗るだけと言っても、手のマッサージも加えることでハンドケアだけでなく冷え性対策にもなるのは大変嬉しいですね。
正しい選び方使い方でついつい触りたくなる手に!
ハンドクリームによるケアは、日々の習慣が大切になってきます。こまめにクリームを塗る、もしもそれができない場合には、寝る前にたっぷりとクリームを塗ったあとに手袋をして寝る、とにかく継続することが重要です。
ハンドクリームの正しい選び方、そして使い方をきちんと知っておくことで、寒さ厳しい冬本番を乗り切っていきましょう。