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【口下手な看護師さん必見!】雰囲気UPのプチコミュニケーション術
看護師さんの仕事は、専門性の高い、知識や技術を必要とするとても難しい仕事です。
でも、それだけではありません。
病院のスタッフやドクターとのやり取り、看護師さん同士の情報交換、そして、患者さんと会話をすることも、看護師さんの大事な仕事の一つです。
単に情報を伝達するだけでなく、直接仕事とは関係ないようなちょっとした会話を挟むことで、相手との親密度が増し、仕事をスムーズに、気持ちよく進めることができます。
もちろん、一刻を争うような状況のときは不要ですし、行き過ぎたコミュニケーションは仕事の邪魔になるだけでなく、トラブルのもとにもなりかねません。
短い時間の中でほどよくその場の雰囲気を和らげる、プチコミュニケーション のちょっとしたテクニックをご紹介します。
みんながよく知っている話題を選ぶことが大切
よい雰囲気作りには、コミュニケーションの中で「共感」する必要があります。
話す内容は何でも構わないのですが、自分が思っていることをただ話していたり、自分が知っている情報を伝えるだけでは誰も「共感」できません。
オリンピックやプロ野球を全員が見ているとは限りませんし、
話題になったニュースについては、それぞれが独自の意見を持っているかもしれません。
意見が対立してしまっては、かえって雰囲気が悪くなりかねませんね。
みんながよく知っていて、同じような認識を持てるような話題を探すのは実は結構難しいものです。
一体どんな話題を選べばいいのでしょうか?
年配の女性がよく交わしているちょっとした会話にヒントがあります。
天気の話題は、プチコミュニケーションに最適!
冬の寒い日には、「寒くなりましたね」。
夏になれば、 「暑いですね」。
雨の日には、 「雨ですね」。
晴れ間が出たら、「晴れましたね」。
そんな会話を、あちこちで耳にします。
年齢、性別、趣味や職業も関係なく誰もがよく知っていて、意見が対立することもなく、手軽に済ませることができる お天気の話は、プチコミュニケーションに最適な話題です。
例えば、「いい天気ですね」という話しかけに、誰でも簡単に答えることができます。
そして全員が共通の認識を持つことができます。
そこから話題が広がっていくかもしれませんし、それで会話が終わってしまっても構いません。
お互いが「共感」するという目的が果たせればそれで十分なのです。
天気の話題のほかには、目の前にあるものを話題にするのもおすすめです。
相手の持ち物について、「可愛いですね」、「素敵ですね」と声をかけてみてはどうでしょう。
「髪型変えました?」という問いかけも、プチコミュニケーションによく使われる定番の話題です。
プチコミュニケーションは、ほどほどに終わらせることが大事
プチコミュニケーションは、情報交換や意見の交換が目的ではないので、
二言、三言でさっと終わらせるのが理想です。
話が長くなりそうなときは、少し強引にでも話題を切り替えるか、会話を終わらせてしまうことが大切です。でないと、仕事に影響したり、ほかの人の迷惑になってしまいます。
せっかくのよい雰囲気を台無しにしないように、
「じゃあまたね」「面白かったわ」。そんな言葉を添えてあげるとよいかもしれません。
話に夢中になっている人には、肩や腕にそっと触れて気づかせてあげるのもよい方法です。
そっけないように思われてしまうこともあるかもしれませんが、あまり相手の話に耳を傾けすぎない、熱心に相づちをうちすぎないことも必要です。
あくまでも、仕事としてのプチコミュニケーションだということを忘れないように。
個人的な話題はできるだけ避ける
- 自分のこと
- 自分の家族
- 自分の家や住んでいる街
- 自分の体験
- 共通の知人
自分に関することや、身近な知りについての話しはとても便利な話題ですが、プチコミュニケーションにはあまり適しません。
会話が一方的になってしまうからです。
同じ年頃の子どもがいたとしても、それぞれに興味も性格も能力も違うのですから、「共感」することはむしろ難しくなります。
共通の知人に関する話題は、噂話しや個人情報を勝手に広めてしまう結果になりかねません。
逆に、誰かの近所の○○さんがどんなことを言ってあんなことをした。なんていう話をずっと聞かされることになったら困ってしまいますね。
そんなときは、何か用事をみつけてコミュニケーションを終わらせてしまいましょう。
個人的な話題は、仕事以外のまた別の機会にじっくりお話しするほうがよさそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
病院に来る患者さんは、看護師さんとのちょっとした会話でとてもほっとするのだそうです。
看護師さんのプチコミュニケーションは、病気や怪我の不安や、慣れない場所での緊張を抱えている患者さんの気持ちを落ち着かせ、リラックスさせてくれます。