あなたにとって価値ある人生とは?【35歳のチェックリスト】
こんにちは、マメ子です。
最近この本を読みました。
あと半年で35歳になる私のための本かと思うほど、ドンピシャのタイトルでした。
「自分の人生、これでいいのか?」
一度くらいは、なんとなくでも、考えたことがあるのではないでしょうか。
しかし、どこまで本気で考えることができたでしょうか。
この本は、人生と向き合うことの大切さを教えてくれました。
このままでは終われない、もっと自分らしい幸せな人生があるはず、そんな前向きな気持ちにしてくれました。
35歳は人生の転換期、今こそ心の棚卸しを
35歳を第2の成人式と考えて「心の棚卸し」をする。
こうすることで、あらためてこれからの人生をいかに生きるかを考え直すことができるのです。『35歳のチェックリスト』 著者:齋藤 孝
社会に出て十数年、これまでいろいろなことを乗り越えて今日を迎えています。
そしてこれから先、もっとたくさんの大きな決断や試練にぶつかるはずです。
その前に、一度立ち止まって過ぎた日を振り返り、明日からの生き方を考える時間を作ることが大切です。
35歳を人生のターニングポイントとし、心の整理をしてこれからの人生に備えるのです。
この本は、心の棚卸しをしておきたいことを54の問いにして投げかけています。
そしてこれからの人生で、自分なりの幸せをつかむためのヒントを提言しています。
今回は、私の心に特に響いた7つの問いを紹介します。
これからの人生の価値を変える7つのヒント
- 誰と過ごしているのがいちばん楽しい時間ですか?
- 今、いちばん信頼している人は誰ですか?
- 自分の出身大学を話題にすることはありますか?
- 自分はまだ若いと思っていますか?
- あなたは今、誰のために働いていますか?
- 未来の大きなストレスを見きわめていますか?
- 自分の健康を支えるための「習慣」をもっていますか?
気心の知れた人と一緒に時間を過ごすのはとても楽しいことです。
気を使わず、自分を否定されることもなく、今の状態に不安や焦りを感じることが少ないので、とても安心できます。
しかし、ここで言う楽しいとは「楽」という意味だけでなく、ワクワクするような新しい刺激を与えてくれるか、ということを聞いています。
年齢が離れている人、まったく違う職業の人など、今まであまり接点のなかった人との関係を切り開いていきましょう。
これまでとは違う価値観を与えてくれる人といるだけで、自分の経験や感覚を限りなく広げることができます。
この問いの真意は、「成人してからも親に依存し続けていませんか?」ということです。
成人するまではいろんな意味で親に守られてきました。
親は、自分に不利益なことはしない最大の味方であり、いつも一方的に与え続けてくれる存在でした。
しかし十数年も社会にいると、親ではない「他人」の中から、自分が心から憧れる人、尊敬できる人、超えてみたいと思えるような人に出会うはずです。
その「他人」と、自身のコミュニケーションによって与え合い、信頼し合う関係を築いていけるようになりたいですよね。
新卒で就職活動をする時は出身大学がものを言います。
しかし、社会人として10年も過ごしていれば、出身大学ではなく社会人として積み上げてきた実績で勝負できるようになっていなくてはいけません。
自分の学歴だけでなく、他人の学歴まで気にしているうちは、自分に自信がないと思われても仕方ありません。
逆に、学歴にコンプレックスを感じていた人は、いつまでも卑屈にならず、今の自分で正々堂々と勝負することができるのです。
学歴に限らず、過去の心の傷をいつまでも引きずるのは、自分の成長を自分で止めてしまうようなものです。
今の自分で、この現実を生きていくのです。
若くい続けることへの憧れは誰にでもあります。
ただ、若さを理由に、自分らしさや自由ばかりを主張していませんか?
目の前の問題や社会の責任ときちんと向き合っていますか?
歳をとることは絶対に避けることはできませんし、年相応の人間にならなくてはいけないのです。
歳をとることでしか得られない落ち着きや成熟というものがあり、それがあなたの自信になります。
中身のある歳のとり方をしようと決心し、自分の人生を受け入れる覚悟をしましょう。
こんな仕事やりたくない、と思うことがあると思います。
やりたくない仕事があっても、やらなくてもいいような価値のない仕事はありません。
未来というのは、今行動していることの延長にあります。
今していることは、すべて未来のあなたにつながっているのです。
今の自分には何ができるのか、将来何ができる人間になっていたいのか、今ここでできることを懸命にやりながら将来を見据えることが大事なのです。
また、「誰かのために」という気持ちが生まれて背負うものができると人は強くなります。責任も増えますが、自分のためだけに働くよりもやりがいや幸福を強く感じることができます。
あなたがやっている仕事は、自分のため、家族のため、会社のため、社会のためなのです。
自分のためだけより、「誰かのために」を考えるときの方が、仕事の充実度ははるかに高まります。
今の自分の悩みが、5年後、10年後、どうなっていると思いますか?
もっと大きな悩みになっているか、それとも小さくなっているか。
例えば、結婚、子育て、親の介護のこと。
今はまだ、と思っていても、いつか必ず誰にでも訪れる悩みや問題があります。
先延ばしにしても解決されず、大きなストレスになることもあります。
「今が良ければ」という短絡的な考えはやめてしまいましょう。
今できることは、今しかできないことかもしれません。
早めに考えて最善の方法を選んでおけば、後悔を減らすことができます。
30歳を過ぎると、なんとなく体調の変化を感じます。
風邪をひきやすくなった、徹夜明けが辛いなど、若い頃のように無理ができなくなります。
それと同時に、自分の健康が自分だけのものではないことを実感します。
家族や仕事の仲間など、誰かに影響を与えることに気づき、健康であることに心から感謝するようになります。
だからこそ、健康を保つように努力をしなくてはいけません。
自分の体ときちんと向き合い、自分の弱点やストレスの原因を知ることから始めましょう。
そして自分に合う健康法を見つけて、習慣化させます。
自分の心と体をケアする方法を知ることは、自分で自分を大切にすることなのです。
まとめ
いかがでしたか?
本当は54のチェックリストをすべて紹介したいくらいです。
これらの問いに正解はありません。
答えはすぐに出ないかもしれないし、人それぞれに違うはずです。
でも、自分なりの答えを出そうとする、自分の信念を持つことは大切だと思います。
何も考えないで過ごす残りの人生と、自分の人生の意味を問い続けて過ごすこれからの人生とでは、その充実度はまったく違うと思います。
自分の人生について考えることに早すぎるということも、手遅れということもありません。
気づいた時がスタートだと思います。
一度きりの人生、これからが本当の勝負です。
マメ子は思ふ。
「時々、心の棚卸しをしてみよう」
また書きますね。
マメ子
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この記事を書いた人
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「人生は選択の繰り返しだ」とよく耳にしますが、その選択にじっくりと時間を掛けられないことがほとんどです。
だからこそ一度立ち止まり、「心の棚卸し」をして自分と向き合うことで、新たに見えてくるものもあるのかもしれません。
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