フリーズ脳を鍛えるなら今!30代から「記憶力」を高める11の習慣

Sponsored Link

こんにちは。梅原なつめです。

最近、会話をしていて人の名前が思い出せなかったり、書類を記入していて簡単な漢字が書けなくて戸惑ったりすることが増えてきたように思います。
会話の途中で言葉が出てこないために「ほら」「あれ」とごまかすことも・・・。

記憶力の低下は自然な老化現象であると思って半ば諦めていました。

でも「記憶力は大人になってからでも鍛えることができる」ということを知りました。

脳の成人式は30歳

脳の成長の勢いがもっとも活発になるのが20~40代にかけて。
この時期に正しく鍛えれば、脳はどんどん強く、しなやかに成長します。
多くの人は20代前後に人生の一大転機を迎えます。「社会」という広い大海原に出て行くことで多様な刺激と出会うようになります。すると脳は新しい刺激に対応するために、学生時代には使わなかった部分まで活用し始めるのです。

私は「脳の成人式は30歳」と主張しています。自分の脳を自分らしく作り変えようとするなら、30歳からでも40歳からでも遅くはありません。

引用元:記憶力の鍛え方 医師・医学博士/「脳の学校」代表 加藤俊徳

72330101_20140924115650[1]

30 歳40歳からでも脳はまだまだ成長できるということを知り、実践してみようと思い、この本を手に取りました。

「年齢のせい」にしないこと。

そして今から記憶力を鍛えることで脳が活性化し、色んなことを学び、吸収し自分の人生が豊かになるのなら、それは素敵なことだと思いませんか?

脳には脳番地がある

脳は場所ごとに役割が違っていて、それを地図として見立てたのが脳番地です。脳は機能別に主に8つの脳番地に分けられます。

BN[1]

思考系脳番地―思考や判断に関係する
感情系脳番地―感性や社会性に関係する
伝達系脳番地―話したり伝えることに関係する
運動系脳番地―体を動かすことに関係する
聴覚系脳番地―耳で聞くことに関係する
視覚系脳番地―目で見ることに関係する
理解系脳番地―物事や言葉を理解するのに関係する
記憶系脳番地―覚えたり思い出すことに関係する

引用元:脳番地とは?│脳の学校

 

記憶力を上げたい時は記憶系脳番地を刺激することが大切です。
記憶系脳番地は思考系脳番地・感情系脳番地と特有の記憶経路を作っています。

記憶系脳番地を鍛えるには思考系・感情系などの他の脳番地と関連づけ、他の脳番地も同時に刺激し鍛えることが大切です。

感情を刺激しながら記憶すると脳に強く記憶されていきます。
楽しい出来事・悲しい体験の記憶がいつまでたっても鮮明に蘇ってくるのはそのためですね。

記憶力を鍛えて上げる11の習慣

難しい事はここまでにして、私が「日常的に出来そう」と思った記憶力を上げる習慣を紹介したいと思います。

人の顔・名前を覚える時、場所と一緒に覚える

仕事などで会う人の顔・名前が覚えられない人は案外多いのではないでしょうか?
顔や名前の他に、人と会った場所を連動して覚えることで記憶が残りやすくなります。

脳は無意味なことよりも「ストーリー性がある経験」を記憶しやすい性質があります。

人と会った場所の他、相手の香水の匂い・相手の印象・話した内容から得た感情などを一緒に覚えておくと、思い出す手がかりが増えて記憶を引き出しやすくなります。

d0749a71d946d1f81ff6b7f5367bf999_s

利き手と逆の手で歯を磨く

やる気が出ない時、集中力が欠けていると感じる時は誰でもありますよね。
そんな時こそ実践して欲しい方法です。

脳を活性化するには、日常行っている動作を利き手と逆の手でやると効果的。例えば「歯磨き」。難しいと感じますが、確実にいつも使っていない脳番地が活性化されているのが実感できます。運動系脳番地は記憶系脳番地と連動しているところです。
運動系脳番地を鍛えることで記憶力アップにつながります。

71412a4ec17097c63e47d0094e1cdf3a_s

口のまわりの筋肉を鍛える

脳の働きが鈍くなってきたと感じたら、口のまわりの筋肉を意識してみるとよいです。運動系脳番地を鍛えることは記憶力を高めるのに効果的。

人が生まれた直後からもっとも発達している脳番地は口と手足です。そして生きている間成長し続ける場所でもあります。口のまわりには表情筋が集中しています。

Sponsored Link

食べる時によく噛んだり、マッサージをする、カラオケで口を大きく開けて歌うなど脳の活性化にも効果的です。

電車の中から外の看板をみて数字の「5」を探してみる

視覚系の記憶が苦手な人は、「よく見る力」を鍛えることが大事です。
動く車内から看板をみつける・そしてその看板の中から「5」(他の数字でも良い)を探してみる。
これは見る力のトレーニングになり、視覚系脳番地が活性化し、動体視力も鍛えられます。外の景色を意識して見ることで「どこに何があるか」自然と覚えるようになり、方向音痴の人の脳にも効果的です。

「自分で本を出す」とイメージしてみる

記憶したいことがあるのになかなか覚えられない・・・そんなことってありませんか?
それについて「自分で本を出す!」とイメージします。
「本を出す」とイメージすることで思考系脳番地が刺激され、本の内容に使えそうな情報が引っかかりやすくなってくるのです。

脳は目的が明確になると、その目的実現のために働きます。
本のテーマを決めて意識しておくことで、短時間で効率よく情報を集めることが可能になり、記憶もしやすくなります。

ひとつのレストランに通って同じメニューを食べ続ける

ビジネスマンのランチタイムでも記憶力を鍛えることができます。
毎日とまではいかなくても、週に3回位のペースで、お気に入りのレストランで毎回同じメニューを食べてみる。

844489c0b9ca85cb6ceaf880d96431f7_s

そうすることで以前に食べた料理を脳が覚えています。いつもと違うところがあれば、以前の記憶をたぐり寄せて思い起こす作業を脳がすることで、視覚系の記憶力を高めてくれるのです。

また料理を味わうことは味覚系の記憶力も高めてくれます。

過去の記憶を比較することで、記憶力の向上にもつながります。

窓の外から鳥を探す

デスクワークをしていて疲れてきたなと感じたら、おすすめの脳番地のリフレッシュ法があります。窓の外を眺めて鳥を探してみる。鳥がいない時はバス・トラックや歩行者などでも。

事務仕事などの細かいデスクワークでは、言語系脳番地をずっと使っている為、休めることが必要です。窓から探す作業をすることで視覚系脳番地に切り替わるので、集中的に使われていた言語系脳番地は休息が出来るのです。

使う脳番地をシフトさせることで脳番地をリセットすることができ、脳全体の集中力が持続できます。

その日の「ベスト発言/ワースト発言」を選ぶ

忙しく過ごしていると1週間があっという間で何をしたのか記憶に残らないということもよくありますよね。

28c2e23afbb00b05547cbe7695acd023_s

1日の終わりに、1日の自分の言動を振り返って整理してその発言をランクづけすることで、その時の状況なども思い出し、言語系の記憶が鍛えられます。

「この発言は誰かを喜ばせた!」反対に「これは言うべきじゃなかった・・・」と思い返すことで、自分のことをもっとよく理解し、知ることができます。

帰宅した直後に俳句を作る

1日の終わりにその日の出来事を振り返ることは記憶力を鍛えるために効果的であり、毎日続けるとかなり有効な記憶力のトレーニングになります。

俳句は「5・7・5」で完結します。
その日の出来事を自分なりにランキングをつけ、それを要約して「5・7・5」にまとめるということ、はあらゆる脳番地を刺激する作業です。慣れてきたら季語を入れてみるとグッと楽しさも増します。

週の終わりに1週間で会った人を好きな顔の順に思い出す

視覚系の記憶を好き嫌いの順に思い出すことは、記憶に大きく関わる海馬が活発に活動し、記憶力がどんどん鍛えられます。

思い出すだけでなく、好き嫌いのランクづけをすることで海馬が活性化します。
人の顔だけではなく、電化製品や車のカタログなどでも好きな順に並べてみると効果的です。

ガイドブックに頼らない旅行をしてみる

旅は予定が決まった時からワクワクしますよね。

旅行は、脳の最高の栄養素である「挑戦・好奇心」を作り出してくれます。

69cb5e560bde606141ec6ccdc05ed386_s

まんべんなく脳番地を刺激する脳トレなのです。
旅行を計画するにあたってガイドブックを使うことをやめてみる。
そのかわり事前に旅先の情報を調べて覚える、そしてルートを確認する。観光地をまわる順番をシミュレーションをする。

この一連の作業が記憶力を鍛えてくれます。
脳がフル稼働することで脳の成長につながっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

脳を鍛えることは認知症の予防にも効果的です。

常に前向きに新しいことにチャレンジし、脳に刺激を与えることで、脳はいくつになっても成長するのです。

日常生活で取り入れて記憶力を高めることができたら、これからの人生がもっともっと豊かになるかもしれませんね。

Sponsored Link

この記事を書いた人

梅原 なつめ

梅原 なつめ

総合商社勤務を経て、Webライターに転身。趣味は食べること飲むこと。 家事は手抜きをしても食べることへの探究心は惜しみません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ