子どもの自立を邪魔してませんか?親が見守るべき7つの場面

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上田です。

今日は私の娘のことを書きたいと思います。

いま私を最も悩ませていること。
それは、長女の洋服の片付け問題 です。

4月に中学生になった娘は、部活、勉強、友達との付き合いなどでびっくりするほど忙しくなりました。それにともない、毎日の衣類の管理がたいへんなことになってきたのです。

脱ぎ捨てたパジャマ。丸めて袋に突っ込んだ制服。毎日部活で使う体操服とジャージ。出かける前にあれこれ試しては放り投げたパーカーやTシャツ。
長女の部屋の中にはいつも、脱ぎ散らかした洋服が散乱していました。

私は呆れつつも、洗濯のときには汚れものを回収し、制服の上着をハンガーにかけてあげていました。毎日忙しいし、勉強も部活も頑張っているし、片付けに費やす時間がもったいないですからね。

片付けるように言うこともありますが、「勉強中」「忙しい」「後でやろうと思ってた!」etc. 私がカミナリを落としてようやく、しぶしぶちょっとだけ片付けます。

放っておけば洋服が山積みになり、体操服やブラウスの替えがないと朝から大騒ぎした挙句、シワだらけの制服で学校へ行くことになるのです。

こんなことが数ヶ月続き、私はやっと、この状況のおかしさに気づきました。

いったいどうして、こんなことになってしまったのでしょうか?

親のしつけが子どもの生活に大きく影響する

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思い返すと、長女は小さい頃から、いつでも脱いだ洋服をあっちこっち放り投げていました。

「片付けなさい!」と声をかけつつ、仕方ないなあと思いながら結局は私が片付けてあげていました。ハンガーに洋服をかけるのは難しいし、放っておくと部屋がいつまでも片付かないからです。

一方、小学校高学年になる次女は、小さい頃から自分の洋服の管理に困ることはありませんでした。

私ははじめ、二人の違いは性格によるものだと思っていました。長女は大雑把な性格だから洋服の片付けが苦手、次女は几帳面だから得意なのだと。確かに、性格は二人の違いにいくらか影響をあたえたと思います。でも原因は、それだけではありませんでした。

私は次女が小さい頃に、「洗う物は洗濯カゴに入れて」「上着はハンガーにかけて」と簡単に指示だけをしました。仕事を始めて忙しかった私は、しまい忘れた洋服を片付けてあげることも、ハンガーにかけるのを手伝うこともあまりしてあげられなかったのです。

その結果どうなったでしょう。

同じように育てたつもりが、私は長女と次女にまるで違うしつけ方をしてしまっていたのです。

子どもが自分でできるようになるまで見守ることが大切

「やってあげる」より「やり方を教えてあげる」ことが大事 だということを私は知っていました。勉強や仕事をするうえでもとても大切なことだからです。でも、子育てを始めたばかりの私は、その大切なことが育児にも当てはまるのだということに気がつきませんでした。

子どもがやるよりも私がやるほうがずっと早く丁寧にできるし、子どもが他のことを楽しむ時間が増えると思っていました。

そうやって私は、長女が洋服の片付け方を学ぶ機会を奪ってしまっていたのです。

子育ては忍耐の連続です。
その中でも、見守るということは最高にハードルの高い試練だと思うのです。

親は決して手を出さず、子どもが自分でなんとかやり遂げようとする姿を見守る。失敗しても、うまくできなくてかんしゃくを起こしても、ただ見守る。ただそれだけのことが、どれほど難しいことか!
  

親が邪魔してはいけない、生活習慣に関する7つの場面

私が長女に対して、ときには次女に対して、じっと見守ることができずに手や口を出して失敗してしまったことや、これはよくないなと思った例をいくつかあげてみたいと思います。

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  1. 朝起こしてあげる
  2. 優しく肩を叩くことから始まって、最後は「いい加減に起きなさい!」と喉が枯れるほど怒鳴りつけるのが日課でした。
    解決策は実に簡単なことで、二人がそれぞれ目覚まし時計を知人からプレゼントしてもらったときから、私の日課はなくなりました。とは言いつつ、今でも起こしてしまうことがあります。

  3. 散らかった部屋を、本人がいない間に片付けてあげる
  4. 私は片付けが得意なので、二人が寝ている間に、あらゆるおもちゃが散乱した部屋をいつもササッと片付けていました。
    先輩ママさんのアドバイスで、一緒に片付けをして、部屋が片付いた達成感を味あわせてあげるようにしました。

  5. 脱ぎ捨てた洋服を拾って畳む、ハンガーにかける、洗濯カゴに入れてあげる
  6. おかげで長女は、中学生になった今になって洋服の片付け方を学び直しています。

  7. その日に着る洋服を選んであげる
  8. 子どもが自分で選んだ服にケチをつけないということを、補足しておきます。子どもがセンスを磨くチャンスを取り上げてはいけません。
    よほど病弱でなければ、寒い日に半袖を選んでも許してあげましょう。でないと、中学生になっても上着を着るべきかどうかの判断を自分ですることができなくなります。

  9. 洋服を着せてあげる
  10. ボタンを付け間違えたり、靴を逆に履いていたり。小さい子どもの着替えは、思わず手を出したくなる場面トップ3に入ります。でも、じっと我慢!

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  11. 給食セットを用意してあげる
  12. 自分で台所に取りに来て、使い終わったら台所に持ってくること。ナプキンは自分で洗濯カゴに入れること。洗うのは私の役目ですが、その日のうちに持ってこなかったお箸セットは自分で洗ってもらいます。水筒も同様に。

  13. 旅館のように、寝る場所の世話をしてあげる
  14. ぐちゃぐちゃのままのベッドがいつの間にかきれいに整えられ、布団は畳んでしまわれている。寝る時間になると、せっせと布団を敷くお母さんを子どもがただ眺めている。
    不思議な光景だと思いませんか?

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他にも、こんな場面に注意!というアドバイスがあったらぜひ教えてください。

学び始めるのに、スタートはいつだって遅くない

自分の洋服の管理を学び始めた長女は、およそ7割の確率でパジャマを洗濯カゴに入れるようになりました。まるめた制服を、ときには自分からハンガーにかけるようにもなりました。

スタートが遅いぶん、きっとすごく時間がかかるでしょう。でも、半年後、1年後、2年後、長女は自分の洋服をもっと上手に管理できるようになっていると思います。

何かを学び始めるのに、スタートはいつだって遅くありません。

たとえお互いにとって苦しい日が続いても、決して手や口をださずにそっと見守ること。簡単なことではないですけどね。

まとめ

親が子どもを育てるのではなく、子どもが自分で育っていくのだと思います。

親の役目は見守ること。
見守っているという安心感を与えること。
必要なときにこそ手を差し伸べること。

私もまだまだ試練の真最中です。

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この記事を書いた人

上田

上田

好きな物は推理小説と映画。そしてネコです。ネコを飼い始めて3年になります。子どもの頃から憧れていたネコのいる生活。仕事を邪魔され、旅行はできず、時にはするどい爪でシャーっとやられる事も!それでも憎めないのです。

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