NST専門療法士
NST専門療法士(栄養サポートチーム専門療法士)は、患者様の病気に合わせた栄養管理を行うためのチームの事を言います。
アメリカで始まり、日本でも広まっていますがまだまだこれからの専門療法士と言えます。
しかし、日本でもNST専門療法士(栄養サポートチーム専門療法士)が進化していますので今後注目の専門療法士と言えるでしょう。
看護師業務への活かし方
NST専門療法士は、患者様の栄養管理を行います。
2006年に診療報酬が改定された新しい専門療法士です。
以前日本では栄養管理の重要性はあまり認識されていませんでしたが、最近注目され始めており、今後その活躍が期待されます。
直接患者様と接するお仕事でもありコミュニケーション能力が必要な事と、チームで活躍するのでチームワークが必要なお仕事となります。
また、栄養学取得のためには栄養学を修めることになるため、看護師としての幅が広がるでしょう。
NST専門療法士を持っていると転職の時にも有利に働くでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師、管理栄養士、作業療法士、理学療法士などの医療従事者であること
- 5年以上医療、福祉の経験があること
- 教育セミナーなどである一定の単位を取り、実地修練を行っていること
- 認定試験に合格していること
取得に向けての勉強方法
もっともよいのは、可能ならばNST専門療法士会が開催する勉強会に参加することです。
これに参加することで、昨年度の試験内容、傾向と対策といった点数を取るためのはなしを聞くことができます。
これは毎年恒例の勉強会となっているので参加するとよいでしょう。
その講習を元にするならば、基本問題集を完璧に抑え、多くの過去問に触れておき、ハンドブックを可能な限り読み込んでいくことが合格の為に必要なこととなります。
NST専門療法士の大変さとやりがい
NST専門療法士の資格を取る事は簡単な事ではありません。
しかし、この資格を持っていれば医療現場で自分の強みになります。
患者様のサポートを直接行う事ができ、考える事ができる栄養管理の場は責任感も必要ですが、患者様が回復した時の充実感は計り知れません。
患者様から直接声を聞く事ができる場所でもあるので、やりがいも十分あります。
医療現場で長く活躍する人におすすめの資格と言えるでしょう。