IVR看護師

近年、なるべく外科手術を避ける方向やもしメスを入れるにしてもできるだけ傷跡が小さくなるようにする傾向が強まっています。

そんななか、カテーテルや針を使って様々な放射線画像を確認しながら治療する方法が普及し始めました。

病巣までピンポイントでアプローチできるため、患者様にとっても体の負担が少なくて住む治療法です。

看護師業務への活かし方

放射線関連技術は診断中心のものから、治療に活かす方向へと転換点を迎えています。

IVRを使った治療のニーズも高まる中、IVRを縦横に使いこなせる看護師がまだ不足しており、医師と技師とを橋渡しする看護師の役割が大きくなっています。

IVRはがん治療や大量出血、動脈瘤などの治療を中心に血管に関わるジャンルと血管から外れたジャンルとに大別できます。

血管系IVRも非血管系IVRもそれぞれの看護分野でIVRに精通した看護師の育成が急務であり、認定IVR看護師の資格によって看護業務の幅をさらに深め、IVR関連の治療における安全性の向上と効率性をバックアップできます。

資格取得に向けて

資格取得の条件

  • 看護師免許を保有していること
  • 日本IVR学会に所属する専門医の指導のもと、IVR看護を5年のうちに100例以上経験すること
  • 2年に1回以上、学会主催の講習会に参加すること
  • 資格更新は5年ごと
  • 更新条件として学会やセミナーへ参加を通じて必要単位を取得すること

取得に向けての勉強方法

学会による講習会に参加することで試験対策は十分にできます。
講習会ではテキストが配布されるので、内容をしっかりと抑えておきましょう。

講習会は1日の日程となっており、毎月2回程度、土曜日に開催されています。

IVR看護師の大変さとやりがい

資格取得の条件が厳しく、取得までが大変な資格です。
また、IVR看護では精密さと技術力が要求されるものであり、手際よく行うことえるようになるまでには苦労をします。

しかし、ショートカットでアプローチできるIVR治療によって患者様の身体的負担は軽減され術後経過にも好影響を与えるようになりました。

看護師としてIVR看護の知識とスキルを持っていれば、医師の治療をサポートすることもやりやすくなります。

IVRの現場で経験を発揮できるIVR看護師は放射線診断技術が医療に不可欠な現在、ますますニーズが高まっているやりがいの大きなものです。

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