DMAT隊員の仕事
DMAT隊員は、医師・業務調整員らと5人1組の災害医療支援チームで活動し「災害医療の最前線に立ち、“救える命”を多くする」ことを目的とします。
大規模な災害や事故が起きた際、48時間以内に現場に駆けつけ、緊急治療や病院支援などに取り組む、責任が重く臨機応変さが求められます。
また、医師を始めとするスタッフのチームワーク力が求められます。
被災地の外への搬送や、応急処置・緊急治療を医師とともに行うことで1人でも多くの人を救うための活動ではとっさの判断力も重要といえるでしょう。
求められるもの |
今から磨いておくべきスキル |
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DMAT隊員の大変さとやりがい
DMAT隊員は、いつ起こるかもわからない災害や事故に備え、常に知識や技術を磨き、厳しい訓練に取り組まなくてはなりません。
ひとたび災害や事故が起きれば現場へ駆け付け、特殊な緊張感の中、性別や年齢がバラバラの患者様と向き合うことになります。
隊員には、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。
その中で力を発揮するため、日頃からの研鑽が欠かせないでしょう。
DMAT隊員には、常に高い意識と努力が求められます。
災害や事故の現場はもちろん大変ですが、地道な努力を積み重ねることはもっと大変かもしれません。
しかし、日頃の努力が災害や事故の現場で活かされた時は、大きなやりがいを感じることができます。
とはいえ、命と向き合う現場であるため、「もう少しできることがあったのではないか」など、反省がつきまとうことも方が多いでしょう。
しかしこの反省が原動力となり、さらなる看護技術の向上へ繋げていくことができます。
こうして積み重ねた知識や技術は、災害や事故の現場で活かされるだけでなく、勤務する医療機関に還元することもできます。
この点もまた、DMAT隊員のやりがいといえるでしょう。