BLS(一次救命処置)
BLSは一次救命処置のことであり、急に倒れ、呼吸が止まるもしくは心臓が止まった人に対して救急措置を行う事です。
人工呼吸や胸骨圧迫などで蘇生を行います。
最近では、AEDが活躍しています。
身近な人がいきなり倒れた時、パニック状態になり何も出来ないという人が多いのですが、それはBLSの方法をよく知らないからです。
この方法をきちんと覚えておけばいざという時にもパニックにならずに処置する事ができるようになるでしょう。
看護師業務への活かし方
BLSをきちんと覚えておけば、例え心停止した患者様が目の前にいたとしても生存する可能性があります。
人が倒れた時は救急車を呼ぶ事が一般的ですが、救急車が到着するまでには10分、15分と時間がかかってしまいます。
心臓が止まってしまうと2分で生存率は90%にさがり、5分では25%まで下がってしまいます。
BLSが出来るという事は誰かの命を救う事が出来る強みになるのであり、このことが命を救う職業である看護師として大きな強みになることは言うまでもありません。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 日本ACSL協会が提供しているBLSヘルスケアプロバイダーコースを受講すること
取得に向けての勉強方法
テストの難易度はそれほど高いものではありません。
講習会で用いられるテキストの80ページ目までを熟読しておくことが合格のために必要です。
テキストは英語の翻訳であるため、端的にしか書かれていない部分もあり、分からない点や疑問に感じる点もある場合には、講習の際にインストラクターに質問できるようにリストアップしておくとよいでしょう。
BLSの大変さとやりがい
BLSは医療従事者ならできて当然といえます。
これから看護師を目指す人は看護師実習の中で行う事があるでしょう。
行う機会が多いものではありませんが、しっかりと覚えておく事で仕事でもプライベートでも万が一の時に役立ちます。
最近は、AEDが主流になっていますがまだまだない所もたくさんありますのでAEDを使わなくてもできる方法をしっかり覚えておきましょう。
いざという場面に直面し、BLSにより人の命を救った時には、覚えておいてよかったと感じる事ができるでしょう。