身体障害者施設で働く看護師の仕事を徹底リサーチ
身体障害者施設とは、身体に何らかの障害を抱えた患者様のお世話をし、障害の進行を防いでいく職場です。
一般的な看護師の仕事に比べて介護関係の業務が増える職場でもあります。
完治を目指した治療ではなく、進行を遅らせることがメインとなるため、専門的な知識も必要とされます。
主な仕事内容
- 施設利用者の健康の管理
定期的なバイタルチェックは必須です - 日常生活動作の維持
ADLの維持を行いながら生活自立の支援を行います。 - 生活介助
おむつの交換、清潔・美容の介助ほか、介護士の方が行う分野の仕事にも対応する場合があります。 - 障害の進行を防ぐ
各障害を理解し、症状を進ませずに現状維持するためにどうすればよいかを考えます。
身体障害者施設で働く看護師の特徴
- 障害に対する理解がある
障害をよく理解し、その進行を防ぎ現状維持に必要な知識を積極的に学んでいく姿勢が求められます。 - 院内感染を防ぐための正しい知識が身についている
重症心身障害者の場合、抵抗力が弱まっている可能性もあり、感染症の集団発生のリスクを常に内包していますから、それを防ぐための知識が必要になります。 - コミュニケーション能力が高い
障害者としっかりと向き合い、その家族や他のスタッフとも連携しながら、入所者にとってより良い生活環境を提供できるようコミュニケーションを図っていく必要があります。
求められる人材像
身体障害者施設で働く看護師には、明るい方、探究心の強い方、世話好きの方などが向いています。
また、障害者福祉士施設と同様に、社会福祉士、介護福祉士、ヘルパー2級などの資格を取得しておくと仕事もスムーズに進むことでしょう。
身体障害者施設で働くには、障害そのもの対する理解があり、障害を持った人への理解も大切となります。
また、コミュニケーション能力も大切で、看護師としてというよりは、人としてのキャパシティを求められる職場であるとも言えます。