認定遺伝カウンセラーの仕事
認定遺伝カウンセラーとは質の高い臨床遺伝医療を提供するために設立された資格で、遺伝に関する悩みを持つクライアントのケアとその権利を保護するための専門家です。
そのため、クライアントのケアに主に精神的にかかわっていく役割を担います。
認定遺伝カウンセラーの資格は国家資格ではなく、日本遺伝カウンセリング学会によって付与される認定資格となり、看護師と関連するスキルは多いですが、傾聴スキルやカウンセリング能力、法律等の新しい知識を深める必要があるでしょう。
求められるもの |
今から磨いておくべきスキル |
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認定遺伝カウンセラーの大変さとやりがい
認定遺伝カウンセラーは、遺伝医療とクライアントとを結びつける役割を担っています。
遺伝医療を希望するクライアントは遺伝的なリスクによって子育てや結婚に不安を抱えている場合もあり、親子間の血縁について悩んでいる場合もあるため、カウンセラーとして心的なケアを配慮の上で行わなくてはなりません。
また、時には事件性調査として遺伝子検査を行なうために司法に医療機関を紹介する橋渡し役などを担当する場合もあるため、一般的な法律やクライアントの権利保護に関する法律に対して学習する意欲を持っていなければ難しい仕事と言えるでしょう。
認定遺伝カウンセラーとは医療ブローカーと臨床心理カウンセラーの両方の資質が必要となる大変な仕事ですが、プロフェッショナルとして実際の医療行為だけではなく心的なケアの観点からクライアントを救えるという点でやりがいも大きいと言えるでしょう。