認定遺伝カウンセラーの仕事

認定遺伝カウンセラーとは質の高い臨床遺伝医療を提供するために設立された資格で、遺伝に関する悩みを持つクライアントのケアとその権利を保護するための専門家です。

そのため、クライアントのケアに主に精神的にかかわっていく役割を担います。

認定遺伝カウンセラーの資格は国家資格ではなく、日本遺伝カウンセリング学会によって付与される認定資格となり、看護師と関連するスキルは多いですが、傾聴スキルやカウンセリング能力、法律等の新しい知識を深める必要があるでしょう。

求められるもの
今から磨いておくべきスキル
  • クライアントとのコミュニケーション能力
  • 遺伝医療のメリットとデメリットを正確に相手に伝えることが出来るカウンセリング能力
  • 守秘義務
  • 企業ならびに医療コンプライアンス意識
  • 遺伝的原因を明らかにするための診断力
  • クライアントの家系から遺伝的な臨床情報を収集する情報収集力
  • 遺伝的リスクを推定するスキル
  • 再発率が高い場合の回避策を示し、また再発リスクを検査する場合はどの医療機関を受診すれば良いかを伝えるネットワークの広さと遺伝医療の総合的な知識
  • クライアントの意思決定を促すサポート力
  • クライアントの権利保護のための法律に関する基本的な知識
  • 遺伝医療に必要なフローの理解
  • 患者様への応対力
  • 客観的なものの見方と分析力
  • 遺伝医療全体に関する知識

認定遺伝カウンセラーの大変さとやりがい

認定遺伝カウンセラーは、遺伝医療とクライアントとを結びつける役割を担っています。

遺伝医療を希望するクライアントは遺伝的なリスクによって子育てや結婚に不安を抱えている場合もあり、親子間の血縁について悩んでいる場合もあるため、カウンセラーとして心的なケアを配慮の上で行わなくてはなりません。

また、時には事件性調査として遺伝子検査を行なうために司法に医療機関を紹介する橋渡し役などを担当する場合もあるため、一般的な法律やクライアントの権利保護に関する法律に対して学習する意欲を持っていなければ難しい仕事と言えるでしょう。

認定遺伝カウンセラーとは医療ブローカーと臨床心理カウンセラーの両方の資質が必要となる大変な仕事ですが、プロフェッショナルとして実際の医療行為だけではなく心的なケアの観点からクライアントを救えるという点でやりがいも大きいと言えるでしょう。

転職成功の秘訣!好条件求人の探し方

好条件の求人は、公開すると応募が殺到してしまうためネット上に一般公開されていません。

一般に公開されていない求人は『非公開求人』と呼ばれ、看護師求人全体の約3割を占めています。

好条件の非公開求人を紹介してもらうには、看護師転職サイトに登録するのが一番の近道です。

看護師転職サイトへの登録は無料なので、転職をお考えの看護師さんはぜひご活用ください。

非公開求人に強い!看護師転職サイト3選