トリアージナースの仕事

トリアージナースは緊急医療の現場で患者様の重症度を即座に判断する能力が求められる仕事です。

トリアージナースは看護師の仕事としては新しいジャンルですが、一刻を争う現場では緊急度の高い患者様から優先的に治療を行うことで、より多くの命を救うためにも重要な役割を担っています。

求められるもの	今から磨いておくべきスキル
患者様やご家族、付添人などとのコミュニケーション能力 消防士または救急救命士からの情報をまとめる情報管理能力 待たされている緊急度の低い患者様からのクレーム等への対応能力 緊急医療の現場で3年以上の実務経験	疾患に伴う初期症状の把握と既往歴、投薬履歴から現在の状態を把握（あるいは推理）できるだけの分析並びにアセスメント能力 クレームに対応する際に必要な、説得し納得してもらうだけのヒューマンスキル 救急隊からの申し送り情報から適切に受け入れ態勢を整えるだけの臨機応変なイニシアチブ能力 自分自身のストレスへの対応力

トリアージナースの大変さとやりがい

トリアージナースは疾患の初期症状を瞬時に分析して適切にアセスメントをしなければなりません。

こうしたスキルは現場での経験値を積み上げていく事が何よりも大切なため、実務で経験を積み、判断力や分析力を磨いていく必要があります。

また、トリアージナースは冷静さと高いヒューマンスキルが必要とされるため、大きなストレスに対応していく自己管理能力を身につけなければならない大変さがあります。

治療の優先度を決め、優先すべき患者様と後に治療する患者様とを分けて業務にあたることから、クレームや指摘をされる場面も多くあるでしょう。

しっかり説明をし、納得を得るために動かなくてはならない大変な仕事です。

その一方で、海外ではトリアージナースの重要性が認められ看護師の中でも高い地位と名誉が与えられる仕事として受け入れられています。

それだけ多くの命を救うためには欠かせない仕事で社会貢献度も高いことから、やりがいも大きい仕事と言えるでしょう。