看護師のリーダーやりたくないので困っています。
質問
Question30代前半の女性で看護師歴は9年目になります。
現在、主任に昇格の話が来ているのですが、あまりやりたくなくて断りたいと思っています。
主任などのリーダーになると、大変になったというような話ばかり聞くからです。
そこで、主任に昇格する話を断るような人はいるのか、教えていただきたいです。
回答
Answer主任昇格のお話がくるのは、質問者様が職場で信頼され、リーダーとしての資質があると認められている証拠だと思います。
主任という仕事は、ただでさえ多忙な看護師業務に加え、中間管理職としての業務が付加されますので、大きな大変さがついてくるのは確かです。
そのため、途中で主任を辞められる方や、そもそも主任昇格を断られる方もいらっしゃいます。
しかし、主任業務は、その大変さを通じて得られる大きなやりがいもあります。
ぜひ、その大変さとともにやりがい、またご自身の置かれたご状況などを考慮に入れた上で、主任昇格を断るかどうかご判断されれば、悔いが残らないかと思います。
主任という仕事の大変さとやりがい
よく質問者様が聞かれているように、確かに主任という仕事はとても大変です。
今までのご自分の業務だけでなく、リーダーとしてチームのメンバーの管理・指導をしなくてはなりません。
チームの看護師が患者様とトラブルを起こしたりインシデントを起こせば、主任がそのトラブルの解決にあたったり、看護師長から「指導がなっていない」と叱られることもあるでしょう。
そのような中でも、現場を明るくやる気のある雰囲気に保つため、主任が元気をなくしたりふさぎこんでいたりするわけにはいきません。
そのような大変な主任と業務ですが得られるやりがいは、貴重でとても大きいものです。
チームメンバーが成長してよりよい看護を提供できるようになったり、そのおかげで患者様が笑顔になられたり、そのような経験を通じて相談者様ご自身が人間として成長できたりするという機会を得ることは、なかなか得難い経験です。
今後の看護師業務の幅を広げ、さらには人生を豊かにしてくれるはずです。
大きなやりがいは大変さなしには得られません。
主任昇格の話を断るかどうか
大きな大変さとやりがいを内包している主任業務ですから、人によっては、やりがいを感じられる前に大変さに押しつぶされそうになり、途中で主任を辞められる方や、そもそも主任昇格の話を断る方もいらっしゃいます。
主任昇格の話を断るかどうかについては、ご自身の人生観・職業観や、勤めている職場のご状況、ご自身のご家族のご状況等色々な要因が関係してきますので、ご自身でご判断頂ければと思います。
ただ、その際には主任業務の大変さだけでなく、その結果得られる「やりがい」もぜひ一度念頭に置いて考えてみられてください。