看護師の退職交渉は難航することが多いの?
質問
Question20代後半の女性看護師です。
看護師として働いて5年になりますが、今の職場は仕事がハードで残業が多いのに、残業代も出ず待遇に不満を抱いています。
思い切って辞めて待遇の良い職場に転職したいと思っていますが、看護師の退職交渉は難航するケースが多いと聞き、心配です。
難航するというのは本当なのでしょうか?また、本当ならば難航する理由も教えて頂きたいです。
回答
Answer看護師の退職交渉は、確かに難航するケースが多いと言えるでしょう。
なぜならば、医療現場では看護師が慢性的に不足しているためです。
多忙な職場だからこそ、一人一人の看護師の働きが貴重なため、退職を切り出すと引き留めなどに合う可能性があります。
退職を切り出す前に、しっかりと退職理由を整理し、上司の性格や職場の状況・規則を分析して円満に退職できるように交渉の準備をして臨みましょう。
看護の現場は慢性的に人手不足
常勤看護職員の離職率は約10%、つまり10人に1人は看護師を辞めていっているという最近のデータがあります。
この離職率の高さは、看護の現場が精神的・肉体的に大変な職場であることや、配偶者の転勤や育児等の影響が出やすい女性が多い職場であること、また比較的転職をしやすい看護師という資格の性質ゆえでもありますが、現場は常に看護師が「余っていない」状況であるといえるでしょう。
そのような中で退職を申し出ると、少なからず何らかの引き留めにあうことは多いようです。
特に、多忙な職場であったり、重要な責務を担っている立場の方が退職を申し出たりすれば、難航するケースは多いでしょう。
直属の上司に相談ベースで切り出す
難航させずにスムーズかつ円満に退職するためには、看護師長等、直属の上司に「少しご相談があります」といった相談の意思表示をするのが良いでしょう。
直属の上司を飛び越えて違う方に退職相談をしたり、いきなり退職届を突きつけたりすると、上司も驚いて引き留めにかかる可能性が高くなります。
相談の体裁で退職を切り出せば、上司もあなたの気持ちをくみ取ろうとしてくれる可能性が高くなります。
相談する前に、「どうしても辞めなければならない理由」を洗い出しておくとともに、上司の性格や、職場の就業規則等を分析・確認しておき、引き留められた場合にどう交渉したらうまくいくか作戦を立てておくことも非常に有効です。
さ切り出すえて探してみましょう。