病棟からクリニックへの転職。カルチャーショックはありますか?
質問
Question現在病棟勤務、看護師歴は6年になる20代後半女性です。
クリニックへの転職を考えているのですが、総合病院での経験しかないので、クリニックへの転職に不安があります。
クリニックへ転職した時のカルチャーショックにはどのようなものがあるのでしょうか。
回答
Answer総合病院からクリニックへの転職で、看護師がもっともカルチャーショックを受けやすい点は、「病院でキャリアとして得てきた専門的な知識や技術があまり必要とされない」ということです。
また少人数でドクターとの距離が近いという、病棟では経験することない環境の中で業務を行うことから、人間関係の密接さにも戸惑いを感じる方も多いです。
病棟とクリニックでは仕事内容が違う
多くの看護師が働く総合病院から、経営者との距離が近くスタッフが少人数のクリニックへの転職では、やはり初めのうちは戸惑うことも多いでしょう。
総合病院からクリニックへ転職した看護師の多くが、勤務で身につけてきた知識や技術を役立てる場がクリニックにはないことにカルチャーショックを受けます。
実際クリニックで必要とされる技術は「採血・点滴・吸入」の3つが中心で拍子抜けしてしまうかもしれません。
一方で病棟では看護師の業務ではなかった事柄もこなす必要があり、患者様への対応の仕方も変わってきます。
ドクターとの距離が近く、スタッフ同士の関係も密
多くの看護師が交代制で働き、複数のドクターが出入りする病棟から、院長であるドクターと少人数のスタッフたちの間で働くことになるクリニックの「環境」にカルチャーショックを受ける看護師も多いです。
慣れるまでには、よほどコミュニケーションスキルの高い方でない限り時間を要する可能性は高いです。
そのため、少人数ならではの良い雰囲気の中で働くことができるクリニックに出会えるかどうかが、クリニックへの転職成功の鍵ともいえます。