志望動機に給与のことを書いていいですか?
質問
Question現在30代前半の男性看護師です。
看護師歴は9年目で個人病院に勤務していますが、勤務条件が良いとはいえず、結婚を機にもう少し給与のいい病院に転職したいと考えています。
応募の際、志望動機に正直に給与のことを書いてしまってもいいのでしょうか。
採用の際に良い印象を与えないのではと不安です。
回答
Answer勤務条件を改善する目的で、転職先の病院を選ぶことは決して悪いことではありません。
結婚して家族を持つとなれば、収入にこだわって転職することはむしろ当然のことでしょう。
とはいえ、志望動機欄に「給与が高いから」といったことをストレートに書くことはおすすめできません。
給与目当てで志望していると担当者に思われてしまうと、採用時には不利になると言わざるをえないからです。
結婚を機に好条件にこだわった転職をする
転職で条件面でのステップアップを成功させるためにまずやっておきたいことは、
- 今後のライフプラン(持ち家の購入等)
- 現在の自分のキャリア
から、「目標年収」を算出することです。
また結婚して家庭を持つ際に、給与同様に重要になってくるのが「福利厚生」です。
転職先を選定する時には給与の額だけでなく、
- 社宅の有無
- 保養施設等の利用
- 育児支援
といったポイントも合わせて検討してみましょう。
自分のキャリアや目標と、病院の方向性が合致していることをアピール
給与で選んだ病院でも、志望のメインに高給与を据えることはできません。
志望動機では、採用側に良い印象を持ってもらうことが最優先です。
病院側としては、
- やる気があって、長く勤務してくれる人
- 病院の理念に共感している人
- 病院が必要としているスキルを持っている人
を採用したいと考えています。
万が一病院の提示しているキャリアに多少満たない部分があるとしても、病院の方向性と考えが合致していて、転職後「自分のキャリアをどのように活かして働きたいか」ということが明確な人は、好印象を与えることができます。
高待遇の病院はそれだけ倍率も高くなりがちです。
「この病院で働きたい」という強い意志を、理由とともにアピールすることが大事です。