ABM(アセスメントベビーマッサージ)
ABM(アセスメントベビーマッサージ)の資格を取得するには、短期集中講座(2日間)を受講し、2日目の最後に行われる認定試験に合格する必要があります。
アタッチメントとは早期愛着関係をいい、赤ちゃんと主に両親である保育者との間で築かれる基本的な信頼関係のことです。
無条件に愛されて受け入れられる経験を乳幼児期に作ることは、日常的に世話するなかで自然に行われるスキンシップから生み出される貴重な時間です。
子どもの健やかな発育や、母親としてのメンタルヘルスにも関わる大切なアタッチメントについて、育児セラピストの立場からアドバイスしていきます。
看護師業務への活かし方
とくに産婦人科や小児科、周産期センターといった赤ちゃんや幼児とかかわりの深い現場での看護ケアやご両親とのコミュニケーションにプラスになると予想されます。
資格を統括する一般社団法人日本アタッチメント育児協会には食育インストラクターやヨガ(マタニティ&ベビー)インストラクターなどの関連資格もあるので、合わせて取得すれば赤ちゃんと保育者に対する話題提供にも役立ちます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 2日間の短期集中講座を受講し、最終日の修了試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
インストラクター養成講座ではレクチャー(講義)とワークショップ(実践ワーク)を効果的に組み合わせてベビーマッサージの全般的知識から専門的知識、そして実技指導や模擬演習を受講します。
とくにワークショップはインタビューワークや自己紹介ワークといったコミュニケーションスキルに関する実技演習をはじめ、オイルマッサージを受講者同士で実践する機会もあります。
養成講座は育児セラピスト2級のカリキュラムと共有されており、同時取得も可能です。
ABM(アセスメントベビーマッサージ)資格保有看護師の大変さとやりがい
資格取得者が妊娠・出産を経験したことがない場合、施術する患者様の気持ちをくみ取りにくい大変さがあります。
しかし、赤ちゃんとじかに触れ合うベビーマッサージを通して、ママやパパなどの家族とのコミュニケーション促進もできるため、やりがいは大きな資格です。
また、養成講座での充実した実技演習をすぐに現場で生かすことができます。