認定健康心理士
認定健康心理士になるには、日本健康心理学会の会員メンバーであり、健康心理学科の大卒者であれば面接を中心とする資格審査を、心理学関連学科の大卒者であれば健康心理学試験と面接による資格審査を受けて合格することが必須です。
心理学の観点からメンタルヘルスをはじめ、健康を守るのに関わりのある生活習慣やストレスのコントロールについてアドバイスするもので、健康心理士・専門健康心理士・指導健康心理士の3つの資格から構成されています。
看護師業務への活かし方
健康意識を心の側面から向上させていくのが認定健康心理士の目的です。
医療の現場で重要性が増す患者様の心のケアを最も距離の近い看護師の立場で関わることができます。
とくに高齢者や小児患者の難しいメンタルサポートに役立つ資格です。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 日本健康心理学会の正会員または準会員であること
- 大学の健康心理学科卒業者は資格審査に合格することで
- 大学の心理学関連学科卒業者は健康心理学試験と資格審査に合格すること
- 大学の一般学科の卒業者は所定の実務経験があり、健康心理学試験や心理学試験、資格審査に合格すること
取得に向けての勉強方法
健康心理学科や心理学関連学科を卒業していないときは、放送大学や大学の科目履修生として心理学関連の科目を15科目以上または30単位以上履修します。
もしくは健康心理学関連職場に在籍して5年以上の経験を積みます。
受験資格を満たして受験する試験内容は次の通りです。
- 心理学
「心理学概論」「心理学研究法」「生理心理学」「人格心理学」「社会心理学」 - 健康心理学
「健康心理学概論」「健康教育概論」「健康心理カウンセリング概論」「健康心理アセスメント概論」 - 面接試験
認定健康心理士の大変さとやりがい
病気や症状によって患者様の心理状態も常に変化していくため、柔軟な対応をしていくことの中には大変さがあります。
しかし、看護師として心理学からのケアをスキルアップすれば、患者様からの信頼も強まり、それがやりがいにつながるでしょう。