公立と民間の病院で違いはある?
質問
Question20代前半の女性看護師です。
看護師として3年間のキャリアがあり、この度実家近くに引っ越すことになったため、これを機会に転職しようと思っています。
今までの職場は公立の病院でしたので、民間の病院についての知識が全くありません。
公立の病院と民間の病院で、何か違いがあるのかが知りたいです。
回答
Answer病院であることには変わりませんので、看護業務を行うことには違いありません。
しかし、教育システムや待遇面で違う場合もあります。
一概にどちらが良いというわけではなく、それぞれのメリットをよく把握して、性格的な問題や今後のキャリアをどう考えていくかによって選択すると良いですね。
公立、民間というところにとらわれるよりも、どういった仕事をしていきたいかで選択していくことが大切です。
公立病院のメリット
公立病院のメリットは教育システムがしっかりとしていることです。
よって、経験が浅い方でも安心して勤務することができます。
そして、給与面に関しては、経験加算が民間病院よりも多いため、10年以上勤務した場合に、年収で民間病院よりも高くなるケースが多いです。
福利厚生面も民間病院よりもしっかりとしていることが多く、生涯にわたって看護師として勤務するのであれば、公立病院の方が良いかもしれません。
民間病院のメリット
民間病院は病院や法人の規模によっても違いがありますが、公立病院と比較すると、臨機応変な対応ができます。
自分が中心となって仕事をしていきたい、いろいろな提案をしていきたい、というのであれば、民間病院が向いているかもしれません。
また、管理職を目指す場合に、民間病院の方がなりやすい傾向があります。
これは、民間病院のほうが退職者が多いため、管理職の空きも出やすく、管理職候補の順番も回ってきやすいです。
管理職は、経験があることでヘッドハンティングを受けることがあります。
その点においては、公立病院で長い順番を待つよりも、民間病院で早めに管理職の経験を行った方が良いと言えます。