大学病院の看護師のお給料はいくら?
質問
Question20代後半の女性看護師です。
現在はクリニックで勤務しているのですが、給料が安く転職を考えています。
大学病院は給料が高いと聞いたことがあるのですが、実際にはいくらくらいなのか知りたいです。
よろしくお願いします。
回答
Answer大学病院は経験加算が多いため、長年勤務をすると給料が高くなる傾向にあります。
しかし、言い方を変えると、最初は給料が安いとも言えます。
大学病院の新卒の年収は、400万あるかどうかというラインです。
この時点では、民間の総合病院が年収430万程度ですので、大学病院の方が安いと言えます。
また、現在クリニック勤務であれば、大学病院では経験加算をしてくれない可能性が高いです。
つまり、クリニックでの勤務期間がなかったことになってしまいます。
長い目で見るのであれば高収入になる可能性はありますが、すぐに高収入になる可能性は低いです。
このため、将来の高収入を目指して転職するならば、若いうちの転職がお勧めです。
また、転職の際には大学病院の経営状態も加味してください。
大学病院へは早めに転職を
大学病院では採用年齢が35歳までとなっていることがほとんどです。
もし、大学病院を希望するのであれば、20代のうちに転職するようにしましょう。
収入面においても、早めに就職した方が、高収入になる傾向があります。
大学病院は大学病院の経験を最重要視しますので、へんに民間の病院などで経験を積んで就職するよりも、経験はないが若いという方が好まれます。
大学病院は経営状態が大切
大学病院へ転職する際には、大学病院の経営状況も重要です。
大学病院は大学を運営していますし、他にもいろいろな施設などを手広く運営している学校法人も少なくありません。
そういった法人全体で収益が悪くなっていると、大学病院で勤務する看護師の賞与がカットされることがあります。
大規模な法人というのは、調子の良いときは給料が高いですが、経営状態が悪くなると、一気に給料が下がることがあります。
福利厚生面を含めると、大学病院などはメリットが高く思いがちですが、デメリットの部分も把握しておいた方が良いですね。