30代の看護師です。歳をとると転職に不利でしょうか?
質問
Question私は30代の看護師で経験が15年ほどあり、勤務先ではベテランの域に入っています。
しかし、後輩の指導や事務的な作業が増え、現場で患者さんと接する機会が少なくなってしまいました。
結婚して子供もいるので、シフトの面などで優遇してもらっていることもあり、環境自体は悪くないのですが、もっと現場で仕事がしたい、という気持ちもあります。
そこで、看護師の転職事情に詳しい方にお聞きしたいのですが、30代で転職するのは難しいのでしょうか?
回答
Answerいくらでも転職先はあり、30代の転職自体は難しくはないので、何も心配することはありません。
しかし、さまざまな条件が伴ってくることや、仕事内容が変わらないことは大いに考えられるため、慎重な判断が必要です。
30代の転職において発生しうる制約
30代の転職には注意点があります。
今までどのような経験をしてきたかによって制限される部分は出てきます。
例えば、慢性期の病棟での経験が長い看護師が30代から急性期の病棟で勤務しようと思っても、なかなか採用してもらえないケースが出てきます。
ご自身のキャリアと、求められる条件が見合っている環境を転職先として選ぶ必要があるでしょう。
また、平均勤続年数が3年以下の場合は採用されにくくなりますが、逆に経験年数が長くなると、仮に転職をしたとしても同じように後輩の指導などがメイン業務になってしまうことがあります。
面接時にベテラン看護師がどれくらい在籍しているのかなど、情報を収集するようにしましょう。
現在の職場でのメリットデメリット
転職を考えるときは、現在の職場のメリットデメリットもしっかりと考えましょう。
確かに長く勤務をすると、責任が重大になってきたり、自分がしたいことと違うことをしているような気がしたり、ちょっと別の職場が見てみたいと思ったり、いろいろな気持ちが出てくることでしょう。
しかし、転職すれば解消されるというわけではないこともありますし、今の職場だからできることも多いはずです。
そういったメリットデメリットをしっかりと考え、後悔しない転職をしましょう。