今妊娠4ヶ月です。レントゲン介助は胎児に影響ある?
質問
Questionキャリア3年目に入る女性看護師で、妊娠4ヶ月になります。
レントゲン介助をしているのですが、放射線の影響を心配しています。
レントゲン介助が胎児に影響があるかどうかを教えてください。
回答
Answerレントゲンの介助をされているとのことですが、介助されている仕事の内容によってレントゲンによる被爆の可能性が異なります。
まずX線の仕組みを理解してください。
撮影時にはレントゲン室に入らずに、レントゲン室までの送迎を行っているだけであれば被爆の心配はないので、胎児に影響はありません。
ただレントゲン撮影の際にレントゲン室内に居たり、カテーテル検査に付き添っていたりすると、カテーテル検査は常にX線が出ていますので何らかの被爆の可能性はあります。
そもそも放射線業務従事者は、妊娠が分かった時点で責任者に申告する義務があります。
質問者様は既に看護師長等に妊娠のご報告はされていますでしょうか?
介助で無理な姿勢を取ることが負担になる場合もありますし、妊娠が分かった時点で早めに上司に報告されることをお勧めします。
X線に対する正しい理解が必要
レントゲン室やカテーテル室には常に放射性の物質が散乱しているというわけではありません。
ですから、レントゲン撮影を行っていないのに、レントゲン室に入ったからと言って被爆するわけではないのです。
従ってレントゲン介助にしても、撮影時に部屋に入らなければ胎児への影響はありません。
どのような時に注意が必要か
先ほどもいいましたが、カテーテル検査の際は絶えずX線が出ていますので、妊娠している女性はこの検査の介助は行わない方がいいでしょう。
どのくらい被爆すると胎児に影響があるかには諸説ありますが、妊娠中は出来るだけ被爆しないに越したことはありません。
またレントゲン撮影の際に、患者様の介助で質問者様が無理な姿勢を取ってしまったり、患者様を抱えてしまうことによりお腹が張ることもありえます。
このような事態を避けるためにも、妊娠の事実を早めに上司にご報告をされて、身体に負担がない範囲での看護業務をされることをお勧めいたします。