看護師が妊娠した時のレントゲン介助する際の注意点は?

質問

Question

キャリア3年目の女性看護師で、現在妊娠中です。

放射線の影響がお腹の赤ちゃんに影響がないかどうかが心配になっています。

業務の中でレントゲンの介助をすることもあるのですが、その時にどんなことに注意をしたらいいのか教えてください。

回答

Answer

妊娠中にはできるだけ被爆したくないですよね。

そのためには妊娠が分かった時点で直属の上司に妊娠を報告しましょう。

レントゲンなどの介助をするということは放射線業務従事者に相当しますから、妊娠が分かった時点で責任者に報告する義務があるのです。

レントゲン介助業務にも被爆する可能性がある仕事とそうでない仕事がありますので、上司と相談の上、例えばレントゲン室への送迎など被爆する可能性の無い業務を担当することをお勧めします。

業務によっては被爆する可能性がある

X線というのは、レントゲン室やカテーテル室に絶えずいるものではありません。

X線を照射している時にだけX線が出るということをしっかり理解してください。

したがって、レントゲンやCTの介助を行う時にも、レントゲン室やCT室に送迎を行うだけで、撮影している時に部屋の中に居ないのであれば問題はありません。

カテーテル検査はずっとX線が出ていますので、注意が必要です。

プロテクターをつけても身体の前面が隠れるだけなので、後ろを向いて作業をする時などは役に立ちません。

そのような危険性がありますので、妊娠中はカテーテル検査の介助業務は避けた方がいいでしょう。

どのようなことに気をつければよいか

前述したようにカテーテル検査からは外して貰ってください。

またX線の問題だけではなく、患者様を撮影用のベッドに移す時などに無理な姿勢を取ったり、抱えたりすることも母体にとっては負担になる場合があります。

介助業務を行っていてお腹が張る、痛みがあるなどの異常を感じた時は、決して無理をしないことが大切です。

まずは上司に妊娠の報告をし、できるだけ被爆の可能性がなく、母体に負担のかからない業務を担当させて貰いましょう。

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