PALS
緊急事態にある小児に対して適切な処置を正確に素早く行うことを目的としたものがPALSです。
PALSを受講し、それらのスキルを向上することができれば、緊急を要する事態でも適切な対処をよりスピーディに行えるようになるでしょう。
看護師業務への活かし方
小児医療分野は特に人材不足が深刻となっています。
また小児に対しての治療や処置、管理では、通常とは違った知識やスキルが要されることもあるため、PALSを受講することが大切になってくるでしょう。
PALSの受講内容としては「チームリーダーとしての実行力」も含まれます。
今後チームリーダーとなって行きたいと考えた場合には、それに備えて講習を受けることでキャリアアップに繋がります。
資格取得に向けて
受講対象者
- 医師、看護師、救急救命士などの医療従事者
取得条件
- 規定の講習を修了していること
- 受講後の試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
講習会の参加条件として教材の購入があるため、試験勉強も基本的にこれを用います。
講習会は2日間にわたって行われ、受講後に筆記試験が行われます。
筆記試験では84%以上の正解が合格ラインとなり、当日1回に限り再テストを受けることも可能です。
落とすための試験ではないため、講習と教材をしっかりと学べばそれほど問題ないでしょう。
PALSの大変さとやりがい
緊急を要する現場では、1秒が大変貴重なものとなります。
だからこそ、正しい処置をできるだけ素早く行うことが求められ、緊張感やプレッシャーも相当なものです。
しかし、緊急を要する環境の中で働くときは、自分の力量が患者様の命をつなぐことに直結するため、やりがいは非常に大きなものです。