覚えが悪い後輩看護師にイライラします。どう接すればいい?
質問
Question私は現在15年目の現役看護師です。
最近では後輩看護師の指導をすることも増えました。
新人指導をしていて困っているのは、要領が悪い後輩が多いことです。
メモを取らないので何度も同じことを聞かれるし、書類1枚も満足につくれません。
また後輩の失敗を上司から注意されることもあり、そのことでストレスを感じています。
要領が悪い後輩には、どのように接すればいいでしょうか?
回答
Answer多忙な通常業務の傍ら、要領が悪い後輩に何度も教えなければいけないことは大きな負担でしょう。
ストレスを感じてしまうのは無理もない話です。
そのような後輩への接し方は、後輩の心理状態を考えてみるとわかってきます。
指導者として、後輩の心理状態を理解し、後輩の成長を促せるような接し方を心がけましょう。
後輩が成長すれば、あなたのストレスも軽減されていきます。
後輩看護師の心理状態について
経験を積めば余裕でこなせる仕事も、まだ経験が浅い後輩看護師にとっては大仕事です。
ベテランは「だからこそメモを取って忘れないようにするべき」と主張しますが、実は新人達はメモを取る余裕もないほどの精神状態なのです。
分からないことだらけの中で多くの業務をこなさなければならないのだから、心に余裕を持てる事の方が不自然なこと。
つまり、後輩達は無責任なのでは無く、混乱しているだけなのです。
人は誰しも失敗をして、そこから多くの事を学び、慣れる事で克服していくものです。
後輩向けの業務に優先度を付けてみる
そこで後輩への接し方についてですが、業務の優先順位を整理してあげて、得意な分野から「小さな成功体験」を積ませ自信をつけさせてみましょう。
日頃から後輩看護師を観察している中で分かる得手不得手な事をリストアップし、任せる業務に優先順位を付け、得意なものから任せてあげてください。
人は物事をなし得た時に快楽物質が脳から放出され、更なる意欲が湧いてきます。
こうして以前には困難だった事への取り組みにも意欲が持てるようになります。