診療情報管理士
診療情報管理士はその名の通り、診療報酬の情報を管理するのが仕事です。
診療情報管理士を置いている病院やクリニックには、国から診療報酬の加算がつくという仕組みにしたため、この資格が全国的に普及することになったのです。
看護師業務への活かし方
病院では看護師が診療情報管理士の資格を取得しても、活かす場は多くはありませんが、診療報酬の流れは理解できるようになりますので、病院経営のことが分かる看護師になります。
そして、クリニックで勤務するにあたっては、状況に応じて受付もできるということになります。
診察終了後の時間を看護師だけ残して受付スタッフを返すと、人件費が抑えられます。
このような使われ方もしますので、看護師が診療情報管理士の資格を取得していることはメリットになります。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 専門学校または短期大学以上の学歴を有するもので、2年間の基礎課程、専門過程を受講
- 看護師などの医療従事者の資格を有している場合は、1年間の専門課程のみ受講
取得に向けての勉強方法
学校に通い、過程を修了する必要があるため、上司と相談し仕事を調整する必要があります。
基本的にはパート扱いにしてもらい、勤務できる日のみ勤務しながら、資格取得の勉強を行います。
診療情報管理士の大変さとやりがい
診療情報管理士は診療報酬という病院の収益に直結する部分を扱うため、大変な仕事です。
月末から翌月10日くらいまでは、残業が多く発生し、負担も多くなります。
しかし、そのような業務を行っていくことで、病院の収益が成り立っていると思うと、やりがいがある仕事と感じるはずです。
また、クリニックなどであれば、何でもできる中心人物として、経営に携わることもできるかもしれません。