弾性ストッキング・コンダクター
弾性ストッキングの使用頻度も高くなってきていますが、その一方で正しく使われないといった問題も出てきています。
間違った使い方をしてしまうと、合併症へもつながりかねません。
弾性ストッキングの使い方などへの質問にも、きちんと回答できるような看護師になりたいといった場合、弾性ストッキング・コンダクターの意味合いも強くなってくるでしょう。
看護師業務への活かし方
弾性ストッキングに対しては、患者様からの苦情が寄せられる場合もあります。
ストッキングの素材の特徴ゆえに、硬くて履きづらいといった苦情や、履いても下がってきてしまうといった苦情があるのです。
弾性ストッキング・コンダクターとして認められるために、弾性ストッキングについて学ぶことにより、そういった苦情や質問にも適切な受け答えをすることが可能になります。
苦情や質問にスマートに振る舞い、弾性ストッキングを正しく装着してもらうことが患者様にとってプラスとなります。
そのような受け答えがスマートにできるようになれば、看護業務にもいい影響を与えてくれるでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師、準看護師、理学療法士などの資格の中で、いずれか一つの資格を持っていること。
取得に向けての勉強方法
筆記試験などはないため、講習を受ければ取得が可能です。
弾性ストッキング・コンダクターの講習を受けた後、臨床経験をさらに積む必要があります。
そのため弾性ストッキングについての知識を学び、それを実際の現場で生かすということが認定のためには求められるのです。
受講後2年以内に、少なくとも30人への臨床指導が条件となります。
またこの資格は更新を要するものであり、資格の有効期間は5年間です。
弾性ストッキング・コンダクターの大変さとやりがい
看護師としての業務の中で、弾性ストッキングに対して悩みを抱えていた方もいたでしょう。
苦情の対応に苦労することもあるかもしれません。
しかしその悩みが弾性ストッキング・コンダクターとなることで解消されるはずですから、看護業務にもいい変化を与えることが可能になります。
そして弾性ストッキングの扱いに慣れず困っていた患者様が、弾性ストッキング・コンダクターのアドバイスにより悩みが解消されれば、「ありがとう」などと感謝されることもあるでしょう。
そういった場合に弾性ストッキング・コンダクターになってよかったという実感が出てくるはずです。