新人看護師です。うまく申し送りをする為のコツはありますか?
質問
Question看護師として働いて1年になります。
申し送りが上手く出来ず、いつも先輩から厳しい指摘を受けています。
回数をこなしていますが、コツが掴めず、看護師としての資質がないのかもしれないと落ち込んでいます。
ベテラン看護師の方に、申し送りの上手くいくコツを教えてもらいたいです。
回答
Answer先輩から厳しい指導を受けること、うまくやりたいと思ってもできないことが大きなストレスになり、さぞかしお辛いことでしょう。
しかしストレスが大きいために、緊張のあまり上手く申し送りできていない可能性はないでしょうか。
申し送りは毎日行われる業務です。
ポイントを抑えて申し送りしないと時間ばかりがかかってしまうこともあります。
すぐに業務に入れるようにするために、ポイントをおさえて引き継いでいきましょう。
申し送りの項目
- 患者様の紹介
まずは名前と部屋番号、病名を伝えましょう。 - 現在の状況と今後の治療予定
現在の主な症状やメインとなる服薬の内容、今後のオペや検査の予定を簡潔に伝えます。 - 勤務中に行われた処置や医師からの指示
処置の内容とその結果、その後の経過を報告します。 - 次の勤務者にお願いしたいこと
次の勤務で必要のある処置や点滴、気をつけて見てもらわなければならないポイントを伝えます。
申し送りのコツ
- 自分にあったわかりやすい表を活用する
部屋番号や患者名を書き、そこに病名、検査や手術の情報や日程、必要な処置と投薬のスケジュール、見なければいけないポイントを書き込める表があるととても便利です。勤務中に何度も見直せるだけでなく、申し送りの時にもそれを見ながら忘れることがないように申し送りができます。
- 話す順番を決めておく
どの患者さんについても、順を追って話すように癖を付ければ、自然とスムーズに話せるようになります。緊張してしまって、パニックにならないように、順番を記憶しておくといいでしょう。
- 話し始める前に深呼吸
申し送りの前には、深呼吸してからはじめてみてください。緊張を和らげている姿は指導者にも伝わるので、厳しいだけでなく優しく見守ろうという態度に変わってくれるかもしれません。