認定看護管理者
認定看護管理者は、組織における看護師の管理や教育に関する高い資質を持っていることの証明であり、その能力を用いて医療組織の発展と向上に貢献する能力を持っている人のことです。
医療組織をレベルアップさせることで、結果として個人やその家族、地域住民などに対して質の高い看護サービスを提供することができます。
略してCNAと呼ばれており、認定看護管理者の数は年々増加傾向にあり、今後も活躍の場が期待されています。
看護師業務への活かし方
将来的に師長や看護部長といった管理職に着いたとき、認定看護管理者としての資質や能力を持っていれば、看護師たちをよりよく働かせて、組織の力を高めることができます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師免許を持っている事
- 看護師の経験が5年以上ある事
- 下記のうちいずれかを満たしている事
- 認定看護管理者教育課程サードレベルを修了している。
- 看護系大学院で看護管理を専攻し終了、その後実務経験が3年以上ある。
- 師長以上の職務で管理経験が3年以上、看護大学院で看護管理を専攻し修了している。
- 師長以上の職位で管理経験が3年以上、大学院で管理に関連する教育課程で修了している。
取得に向けての勉強方法
有効とされる勉強法は不明であり、問題集や過去問集といったものも存在しません。
したがって、テキストをよく読み込んでおくことが受験対策になります。
ポイントはアウトプット力を鍛え、求められる知識を反射的に出すことが出来ることです。
これは、筆記試験では120分の間に四肢択一問題を40問と、論述問題を1問とく必要があり、スピードが求められるからです。
認定看護管理者の大変さとやりがい
認定看護管理者は専門的な知識や経験を必要とします。
看護師として成長したい、看護師のスキルアップをしたいという向上心のある人に向いている資格です。
この資格を持っていると転職などに有利となりますし、お給料の面でも期待できます。
しかし、それは認定看護管理者という資格を重視している勤務先に限りますので転職の際には注意しましょう。
一般的な看護師はたくさんいますが、高い知識を持った看護師はまわりからも頼られる存在となります。
その分求められるものも多くなるので苦労するかもしれません。
ですが、周りから頼られる存在になった時にやりがいを感じる事が出来るのではないでしょうか。