DLN(透析療法指導看護師)
DLN(透析療法指導看護師)とは、透析療法において専門性の高い知識を持った看護師のことです。
人工透析や血液透析をされている患者様だけでなく、そのご家族へも透析療法の説明や助言などを行っていきます。
さらに医療チームに対しての助言もDLNの仕事の一つになります。
ですからチームをまとめる力や、わかりやすく説明する力も求められるでしょう。
看護師業務への活かし方
人工透析が必要な患者様は、日本にはおよそ30万人いらっしゃいます。
さらに今後はその数がより増えると予想されています。
このため透析センターの増設に踏み切る医療機関も多くなってきているのです。
だからこそ、DLNとして認められた看護師の需要もより高くなってきていると考えられます。
このような分野で役に立つような資格はDLNだけではありませんが、この資格がよりメリットが大きいと言われます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 日本の正看護師の免許を持っていること
- 継続3年以上の日本腎不全看護学会正会員歴があること
- 通算3年以上の腎不全看護領域の実務経験があること
- 認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
とにかく問題を解いていき、実力をつけることが大切です。
そのためのおすすめの問題集は認定士プロジェクトグループが作成する「透析技術認定士受験必修過去問集」です。
これによってとにかく本番に対応できる力を身につけましょう。
DLNの大変さとやりがい
透析治療は患者様にとっては一生付き合っていかなければならないものであり、それに携わる看護も楽なものではありません。
しかし、DLNとして透析療法の現場で働いた時に、やはり看護師として新たなステップへとたどり着くことができたと実感するものです。
透析療法に携わるということは大変さもありますが、専門知識を生かしながら仕事ができているという意味では、やりがいも感じられるでしょう。
また透析療法を受ける患者様やそのご家族との関わりの中で感謝されることもあります。
そのような場合、「DLNになってよかった」とあらためて感じられるかもしれません。