小児看護専門看護師
子どもが好きだから小児看護専門看護師になりたいという人もいるようですが、小児看護専門看護師の場はとても過酷な場所でもあります。
保育士と違って健康的な子どもをケアする場所ではなく、病気を患っている子どもの看護を行います。
子どもは、大人よりも体が弱いため小さな事でも気を付けなければなりません。
そのため、少しの事でも注意できる慎重な性格、また病気の子どもたちを支える広い心、精神的な強さが必要になるお仕事です。
看護師業務への活かし方
小児看護専門看護師は、一般的な看護師資格だけでなく子どもの病気に関する知識が必要になります。
また、子どもを支えるという事はそのご家族も同時に支える事が必要になります。
病気を治療するだけでなく、人の心の支えになるという事はとても責任重大です。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師免許の取得
- 大学院で(小児看護専門看護師養成課程のある)認定看護師教育課程の修了
- 実務5年以上の経験(そのうち3年以上認定看護師分野での経験)
- 認定試験に合格
取得に向けての勉強方法
まずは大学院合格のために、5年の実務のうちに英語を勉強しておきましょう。
そして大学院在学中に教育課程として設けられている分野のテキストを学ぶことが大切です。
まだまだ浸透しておらず人数や志願者も多くない現状において、王道的なテキストや問題集は存在しません。
小児看護専門看護師の大変さとやりがい
ただ看護師業務をこなしているよりも、スキルアップを目指す向上心のある看護師はどこからでも必要とされるでしょう。
病気を患い不安に思っている子どもたちの看護は決して楽ではありません。
ですが、未来ある子どもたちが元気になる姿は何ものにも代えられない希望があります。
病気を克服し、子どもたちの笑顔を見ることができた時にやりがいを感じる事ができるでしょう。
現在の世の中は看護師不足と言われており、転職も有利な状況です。
そのような中で、小児看護専門看護師資格を持っているという事は、一般の看護師たちよりもさらに良い条件で働く事が見込めます。
資格の取得は簡単な事ではありませんが、取得する価値はある資格と言えるでしょう。