小児救急看護認定看護師
現代はモンスターペアレントが増えており、軽症患者であるお子さんを連れてきて重症だと訴える人もいれば、逆に重症なのに軽傷だと判断して病院に連れてこない親もいるものです。
このことが小児救急看護認定看護師の役割を大きなものにしています。
病院に来院されたお子さんの中には親から虐待を受けている子もいるかもしれません。
それらを見極める能力もまた必要になってきます。
看護師業務への活かし方
前述したとおり、病院に運ばれてくるお子さんの中には、虐待を受けたがために怪我を負ってしまったというお子さんもいるかもしれません。
虐待によって死亡するお子さんが多いという悲しいニュースが飛び交う現代、小児救急看護認定看護師の見極めはとても重要なものになってきています。
病を患っているお子さんのケアだけでなく、虐待において傷ついたお子さんの心のケアも同時に行っていくことができる、それが小児救急看護認定看護師なのです。
資格取得に向けて
資格取得の条件
取得に向けておの勉強方法
基本的には研修学校での講義とテキストに基づく学習となります。
座学は合計585時間も行われるため、要領の良い学習が求められますが、いまはまだ有効とされる試験対策のための参考書は存在していません。
小児救急看護に関する書籍やトリアージに関する書籍など、ある分野に特化した書籍を読み込むことも勉強法として有効になるでしょう。
認定看護師の大変さとやりがい
軽傷と診断されるお子さんが全体の7割を占めている中、いくら見た目が軽傷であっても、それが重症化し、結果的に大きな障害になってしまう病気もあります。
すぐに軽傷と判断するのでなく、しっかりとした診断を行うことが大事になります。
自ら判断できないお子さん相手なので、一つ一つの判断がとても重大です。
しかし、小さな命を危機から救うことができるからこそ、小児科のプロである小児救急看護認定看護師が必要となるのです。
自分たちの的確な判断、行動により救われる命があったという時には、大きなやりがいを感じるでしょう。