面接で看護観を聞かれたら、何と答えればいいですか?
質問
Question30代半ば女性で看護師歴10年です。
今度、病院の面接があるのですが、看護観について聞かれたら何と答えてよいか分かりません。
長年看護師として働いてきたものの自身の看護観を上手く言葉で表せないのです。
10年目の看護師にふさわしい看護観の例を知りたいです。
回答
Answer面接で「あなたの看護観は?」と聞かれた時、すぐには答えるのは難しいものだと思います。
しかし看護師の面接では、看護観については最も聞かれることが多く、面接官が重視する質問項目の一つです。
看護観に正解はなく、さまざまな看護論が存在するため、対応する文献に目を通した上で、ご自身の考えを整理しておくと答えやすいでしょう。
たとえば、看護観という言葉をかみ砕いて、「看護師を目指したきっかけ」に合わせて「どのような看護師を目指しているのか」という風に考え、エピソードをまじえて話すことで面接官に分かりやすく、説得力をもって伝えることができます。
ここでは2つの例を紹介したいと思います。
患者様のセルフケア能力を高めること
私は新人のときに車いすの患者様を受け持ち、大変でしたが一生懸命看護に取り組みました。
社会復帰を目指して、少しずつリハビリをして回復していく患者様を看護師として支援していくことで患者様にも喜んでもらえたことが、今の私の看護観の基礎となっています。
これからも患者様のセルフケア能力を高める支援をしていくことで、患者様に満足してもらえればよいと思っています。
患者様の苦痛を和らげ、生活の支援をすること
私は大学生のときに腎臓病を患っていて、授業についていくだけでもつらい時期がありました。
そんなときにたくさんの友人に支えてもらい、授業のノートを貸してもらうなど本当に助かりました。
その経験を通じて、私も看護師になったら病気で苦しんでいる人の役に立ちたいと思い、仕事を始めました。
患者様の笑顔をみられるような支援をするということが、私の看護観の基礎になっています。