透析技術認定士
血液透析の分野における専門家、それが透析技術認定士です。
透析センターは多くの場所で設置されていますが、透析技術認定士の資格を持つことでそういった分野での活躍にもいい影響が出てくるでしょう。
透析をされる方に対しては水分管理も重要なため、そういった管理を適切に行うスキルも必要です。
また基準体重管理に対しても指導することが重要となります。
看護師業務への活かし方
透析技術認定士となることで、今後も透析の分野で働いていく時にそれがメリットになってくれると考えられます。
医療機関によっては、資格の取得をサポートするなど透析技術認定士という資格に対してより重要に考えてくれるところもあります。
専門的知識を有していることで、より密度の濃いケアを患者様に対して行えるでしょうから、そういった意味でもメリットのある資格だと言えます。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 経験2年以上の看護師
- 経験3年以上の準看護師(高卒)
- 経験4年以上の準看護師(中卒) など
取得に向けての勉強方法
資格試験は、一般的に合格率が50%を下回れば下回るほど難しい試験と判断されますが、透析技術認定士の合格率は60~70%であるため、比較的合格しやすい試験であると言えます。
講習で用いるハンドブックを軸に学習し、実践的な力は認定しプロジェクトグループの「透析技術認定士受験必修過去問集」を利用するのがオススメです。
透析技術認定士の大変さとやりがい
透析技術認定士の資格取得に向けた勉強をすることで、その分野に対しての知識も深められ、それが実際の現場へもいい影響を与えてくれます。
透析という分野に今後も看護師として長く関わっていくために、こうした資格がきっと自身のメリットとなるでしょう。
水分管理などの指導で、「もっとこうやって説明したい」という思いが出てくることもありますが、透析技術認定士になることでそれが理想通りに説明できるということもあるでしょう。
そんな場合に、透析技術認定士としての仕事に対して魅力を感じられるようになるはずです。