退職願を出すタイミングは?
質問
Question30代前半の女性で、看護師歴は7年になります。
今の病棟は職場環境が最悪なので、次の人事で勤務異動がなかったら転職したいと思っています。
そこで退職願を出すタイミングは辞める何カ月前なのか知りたいです。
回答
Answer異動がなければ転職したいほどというのは病棟の職場環境が差し迫っていて辛い状況だと思います。
一般的に退職を申し出るタイミングは1ヶ月前と言われています。
これは、退職する職員の代わりの人員を募集して確保するまでに職場が最低でも必要と思われる期間が最低でも1ヶ月程度だろうということからです。
ただし、法律的には2週間前であり、常識的に「最低でも」ということで、可能な限りもっと早くから退職の意思を伝えるべきとされています。
また、退職願の出し方についても簡単に学んでおくとよいでしょう。
就業規則も無視できない要素
上記の通り、労働基準法に則った観点からは、2週間前に伝えることで退職が可能となります。
しかし、入職に際して承諾した就業規則において、退職願を出すタイミングが設けられているならば、これも無視することはできません。
とくに病院の場合、退職に関する規定が設けられているケースもあり退職時のトラブルを引き起こしています。
3カ月前から半年前以上の余裕をもってという規定がそれです。
しかし、転職先としても、すぐにでも移ってきて欲しいということが多いため、やはり1カ月を目安と考えましょう。
退職願に先立って
退職願を出す前にはまず直属の上司にその意思を伝えます。
病棟勤務であれば所属する看護師長となります。
場合によっては主任に話をすることになるかもしれませんが、いきなり看護部長や人事部に話をするのはマナーに反しますので気をつけます。
相談のなかで相手から引き伸ばしがあるかもしれませんが、できるだけ具体的な日程を決めて退職願に記入するに年月日を確認しましょう。
また、よく勘違いしている人がいますが、いきなり退職願とともに退職の意思を上司に伝えるのはマナー違反です。
退職願は自分も病院も退職への意思を確認しあったうえで文書として残す意味合いのものです。
したがって、退職の意思は最低1カ月前よりももっと先立って伝えることになります。