認定アートセラピスト

認定アートセラピストになるには、アート関連団体が独自に実施しているアートセラピスト資格認定試験に合格することが必要です。

アートと一口にいっても美術系やアート系を中心に芸術表現を通して癒やしをもたらすことを主眼としています。

医療現場においては、美術やアートと合わせて学ぶ心理学の知識やカウンセリング技法を応用して患者様とのコミュニケーションを深め、言葉では表現できない心の底の気持ちを引き出します。

看護師業務への活かし方

病院であればとくに小児病棟などでアートや美術を通したふれあいを子どもたちと楽しむことができます。

老人介護施設など高齢者や認知症の入居者にアートセラピーを実施し、普段は本人も気づいかない無意識レベルの喜怒哀楽を引き出すことで、心理的なカタルシスやヒーリング効果が望めます。

資格取得に向けて

資格取得の条件

各団体によって受講資格に違いはあるものの、おおむね特別な要件なく養成講座を受講し修了するとアートセラピストとして認定されます。

例えば、一般財団法人生涯学習開発財団認定講座である「アートセラピー養成講座」の場合、以下のプログラムを受講します。

  • アートセラピー概論
  • 色彩心理とアートセラピー
  • プロセスアートワークセラピーの手法を学ぶ
  • アートセラピーの応用技術
  • アートセラピーによるメンタルケア
  • 臨床場面での描画分析

講座ではグループミーティングも用いて参加メンバー同士の気づきをシェアできるように工夫されています。

取得に向けての勉強方法

芸術全般、とくに絵画やアートデザインに親しむことが前提となります。

患者様と美術の楽しみをわかちあうためにも趣味として日頃から絵筆を握ったり展覧会に出かけたりすることをおすすめします。

各団体が開催する認定講座を受ければスムーズに認定までゴールできるでしょう。

認定アートセラピストの大変さとやりがい

芸術に対する感性は人それぞれであるため、会話を弾ませるコツを掴むことは大変なことです。

しかし、この資格を持っていると、趣味の延長として看護業務に花を添えることができます。
美術を通して自然な気持ちで患者様との会話が弾むことは、大きなやりがいをもたらしてくれるでしょう。

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