褥瘡学会認定士
様々に変化していく医療業界。
その中で褥創にどう対処するかといった問題も出てきています。
褥瘡は予防が可能なため、予防によって褥瘡にならないようにするというのが理想となります。
褥瘡学会認定士になるためには、褥瘡医療などに4年以上携わっているということも条件になってきます。
そのため褥瘡への対処に関心が高い方が褥瘡学会認定士にも向いていると考えられます。
看護師業務への活かし方
高齢化社会の現代では、患者様の中で高齢者の方が占める割合がより高くなってきています。
また慢性期病院、介護福祉施設といった場も多いため、寝たきりの患者様に対する看護への見直しや改善というものが求められることがあります。
そんな環境だからこそ、褥瘡学会認定士の需要も高いと考えられます。
褥創学会認定士となることで看護師としてステップアップを実現することもできるでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 看護師、薬剤師、理学療法士といった免許を4年以上持っていること
- 日本褥瘡学会の正会員歴が4年以上あること
- 褥瘡医療への関わりが4年以上のあること
- 日本褥瘡学会が主催する教育セミナーを受講したことがあること
- 認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
勉強方法に関する情報があまりないため勉強は大変やりにくいことでしょう。
ともかく、褥瘡に関する知識を重ねていく必要があります。
おすすめとなる書籍は日本褥瘡学会が編集する「褥瘡ガイドブック」です。
この他、面接ではなぜこの資格を取ろうと思ったのかを聞かれることになるため、熱意を伝えられるように考えを深めておくとよいでしょう。
褥瘡学会認定士の大変さとやりがい
褥瘡学会認定士として認められれば、やはり嬉しいという気持ちがありますから、看護師としての仕事へもよりやる気を持って取り組むことができるでしょう。
そして褥瘡学会認定士としての知識を生かせる現場も多くありますから、自分が持てる知識をさらに生かしながら働いていきたいという場合にも、褥瘡学会認定士という資格は自分にとってプラスとなってくれるはずです。
褥瘡学会では、褥瘡の原因は様々考えられるとしています。
だからこそ、予防も簡単ではないということになりますが、予防は重要視されることなので、それに真摯に取り組んでいくことでさらに上のステップへとたどり着くことができるでしょう。