血液センターではたらく看護師の仕事を徹底リサーチ
血液センターは、献血を行う場所で、日本赤十字社が管理しています。
献血ルームと献血バスがあります。
献血には「成分献血」と「全血献血」の2種類がありますが、献血バスでは、全血献血のみとなっています。
献血バスは移動しながら行うので、1日に数カ所を回る場合もあります。
採血が好きな看護師や日勤しか働けないなどスケジュールに制限のある看護師に人気です。
血液センターの主な仕事内容
- 献血バス勤務
献血バスのスケジュールによって勤務場所が変わります。
献血バスでは主に採血と全血献血の業務を看護師が行います。 - 献血者のケア
問診は医師が行います。
医師の介助や献血者へのケアが必要となります。初めて献血する方や緊張している方にはリラックスできるような会話をしたり、気分不良の人の介護をします。
- 献血バスの準備と片付け
献血バスで巡回する場合、必要な物品の確認や補充、テントの組み立てや最後の片付けなども行います。
バスで回る時には、朝早くからの勤務もあります。
血液センターで働く看護師の特徴
- 献血バスと献血ルームでの勤務
最初は献血バスで移動しながら働く場合が多いようです。経験を積むと献血ルームで行われている成分献血の業務も行うようになります。
成分献血には高い技術が必要になります。 - 採血が多い
通常一人の献血者に対して少なくとも2回は穿刺しなければなりません。
採血好きな人やプレッシャーに強い看護師が働いています。 - 採血技術の向上
毎日何度も穿刺するので、採血の技術向上につながります。
ただし、同じ作業の繰り返しになるので、物足りないと思って転職する看護師も多いようです。
血液センターで求められる人材像
離職率が高いため、長く働いてくれる人材を求めています。
採血の技術が高く、落ち着いた対処のできる看護師に向いている職場ですが、キャリアアップやスキルアップはあまり望めないため、新人看護師やスキルアップを目指している看護師には向かないかもしれません。
スケジュールが決まっているので、夜勤や残業の出来ない方にはおすすめの職場です。