膠原病科で働く看護師さんの仕事とは?
膠原病科の看護師は主に患者様の介助を行います。
患者様は簡単に動くことができませんので、少しの動作もすべて看護師が介助をもって行わなければなりません。
長時間に渡って常に患者様を気に掛けることが必要になるので、迅速な判断と、介助に必要な体力が必要になります。
膠原病科の主な仕事内容
- 日常生活の介助
患者様は膠原病によりうまく動けないことが多いです。
歩行を始めとした日常的な行動の介助を行います。 - 注射
薬の投与も看護師が行います。
薬の効果や副作用など、薬に関する十分な知識が必要になります。 - 心のケア
長時間身体を動かすことのできない患者様の精神的負担を緩和するためのケアです。
落ち込む患者様の背中を優しく押すという大切な役割があります。
膠原病科で働く看護師の特徴
- 少しの異常も見逃さない観察力を兼ね備えている
膠原病は、多くの実績を積んできた医師でさえ見逃すことのある病です。だからこそ診断結果を隈なく調べ、少しの異常も見逃さない鋭い観察力が求められるのです。
- 患者様の気持ちを察し適切な対応ができる能力を持っている
膠原病を患った患者様の気持ちは穏やかではありません。そのため、患者様の気持ちを汲み取り、適切な対応によって患者様の心と体をサポートすることが大切になります。
- 患者様に対して過剰に反応しやすい
常に患者様に介助を行う身ですので、気づいた時には患者様のことばかり気にかけてしまい、ちょっとした出来事でも過剰に反応を示す看護師が多いことが特徴的です。
求められる人材像
発見することの難しい膠原病ですので、まずはその膠原病を見つけ出す観察力を備えた人材が求められます。
次に必要になるのは体力です。
膠原病の患者様はみな、体を自由に動かすことができないため、適切な介助を行うことが必要です。腕や足腰の力に自信がある看護師が望まれます。
また、多くの患者様は血管を取ることが難しく、注射も困難になるため、正確な駐車技術が求められます。