緩和ケア看護師とは
緩和ケア認定看護師として、終末期を迎えた患者や家族に対し、通常の看護師では行えない高度な知識と技術に基づく看護を行います。
一言で緩和ケアといっても患者が10人いれば10通りの看護があります。
自分だけで決めていくのではなく、患者さんの希望やご家族の感じていること、思いなどを引き出しつつ、日々のケアに取り組んでいくことが必要です。
「心の声」を聴いて、患者さんとご家族に寄り添うという役割も、緩和ケア看護師に求められるスキルです。
求められるもの |
今から磨いておくべきスキル |
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緩和ケア看護師のやりがいと大変さ
痛みを和らげる治療方法が確立してきましたが、それでもなお痛みに苦しみながら終末期を過ごす方も中にはいらっしゃいます。
誰もが安らかな最期を迎えられるかといえば、答えは否でしょう。
看護師として技術的にできることは限られていますが、人と人とのつながり、良好で適切なコミュニケーションという点で、技術を超えたサポートが可能となります。
それは緩和ケアだけにとどまらず、看護師として持つべきスキルと考えます。
緩和ケア看護師のやりがいは看護師としての原点、対人コミュニケーションに対する喜びとやりがいに共通するでしょう。
また自分の看護感や死生観の深まりを通じ、人としての成長も実感できる部分がやりがいの一つかもしれません。