緩和ケア病棟ではたらく看護師の仕事を徹底リサーチ
緩和ケア病棟での仕事内容は、主にがん患者様に対して少しでも苦痛を取り除くことに重点を置いています。
長期的に入院される方も多く、じっくりとケアを行うことになります。
日勤が比較的多いですが夜勤の仕事も職場によってはあるので、自分の働きたい勤務体制の緩和ケア病棟を探すことが重要です。
主な仕事内容
- 服薬指導
患者様に対しては、さまざまな医薬品を使います。
「食後に飲む」といった痛み止め関連の薬の飲み方などを指導します。飲み方一つでも効果に差が出る可能性もあるので、大事な業務になります。
- 生活介助
緩和ケア病棟の利用者は入院することになるので、身の回りの対応も行います。
トイレの介助やおむつ交換、入浴の介助なども業務に入ります。 - 相談業務
患者様本人やご家族の方から様々な相談を受けることになります。緩和ケア病棟を利用する患者様は余命というものを特に気にしており、今後の治療についての相談をされる事もあります。
緩和ケア病棟で働く看護師の特徴
- 日勤が比較的多い
緩和ケア病棟は夜勤もあるのが一般的ですが、日勤のみの職場も少なくありません。
子供がいる看護師でも十分に働ける職場です。 - 地域のケアサービスと連携業務あり
緩和ケア病棟は地域のケアサービスと連携していることが多く、そちらのスタッフと情報を交換などもします。 - 研修がしっかりと行われている
緩和ケア病棟のある医療機関の中には研修病院に認定されていることも多いです。新卒だけでなく、中途採用でもプリセプターによる研修が行われており、スキルを高めるためにも役立っています。
求められる人材像
心を強く持てる方が緩和ケア病棟で働く方に求められています。
患者様の中には末期の方も多く、様々な不安を抱えている方もおり不満を口に出すこともあるので対応が難しい場合もありますが、最後は感謝の気持ちを述べてくれる事もあります。
長い期間に渡り同じ患者様に対応するので、いつも前向きに明るく接することができる性格の方も求められています。