精神科認定看護師
すでに精神科にお勤めの経験がある看護師の方であればおわかりかもしれませんが、精神科の場合、長く入院されている患者様も少なくありません。
そして、同じ疾患であっても患者様によって症状の特徴などに違いが出ることもあります。
だからこそ、患者様に合わせた付き合い方や待つ力というのも精神科認定看護師では求められることになるのです。
看護師業務への活かし方
精神科認定看護師となることで、精神科という看護領域に対してより専門的な知識やより高い技術などを習得することができます。
そういった人材が看護の現場にいることで、精神科看護の質をさらに高めることが可能になります。
精神科認定看護師の専攻領域には、うつ病看護や児童・思春期精神看護といった10個の項目があります。
したがって、精神科認定看護師になることで、活動のフィールドにもより多くの幅を持たせることが可能になるでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 日本国看護師免許の保有者であること
- 精神科看護実務の経験が通算で5年以上あること
- 精神科認定看護師教育課程を受講していること
- 精神科認定看護師認定試験に合格すること
取得に向けての勉強方法
精神科認定看護師はまだまだ取得者が少なく、県別の人数を見ていくと0人の県もあるほどです。
したがって、なかなか安定した試験対策というものがありません。
試験対策としては教育課程で用いたテキストを徹底して学ぶことと、過去問を解くことです。
過去問は日本精神科看護協会に申し込めば過去3年分の問題を購入することができます。
精神科認定看護師の大変さとやりがい
精神疾患は患者様とのコミュニケーションが困難であったり、療養が長期にわたったりと、大変なことがいくつもあります。
しかし、精神疾患を抱えた患者様が多く、その辛さは計り知れないものであることから、そのような患者様の心の闇を光で照らす仕事は非常にやりがいが大きく、社会的意義も非常に大きなものとなります。