精神看護専門看護師
私たちの生活は常にストレスにさらされる環境にあります。
大人だけでなく子どもや高齢者までもがストレスにさらされている中で、精神看護専門看護師という専門の看護師の役割はおおきなものです。
まだまだ少ない精神看護専門看護師ですが、これからの時代もっと求められていく専門看護師と言えるでしょう。
看護師業務への活かし方
精神看護専門看護師には2種類あり、精神看護専門看護師とリエゾン精神看護専門看護師とがあります。
精神看護専門看護師は、精神的な病気に対するケアを行い、リエゾン精神看護専門看護師は病気などが原因によって生まれる精神的なケアが必要になった時のケアを行います。
「リエゾン」という言葉は心と身体の橋渡しの事を示しており、専門的な知識と経験から患者様だけでなくそのご家族のケアも行います。
人間がかかってしまう病気にはさまざまなものがあり、その病気にかかってしまった時の患者様やそのご家族の心の負担は計り知れません。
だからこそ、それをケアする専門的な看護師が必要となるのです。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 精神看護のCNS課程がある大学院を卒業していること
- 実務研修が通算5年以上あり、うち3年間以上は専門看護分野の実務研修である事
取得に向けての勉強方法
基礎的な看護知識は大学院に進学する時点で身についているでしょうから、専攻分野専門科目の徹底的な学習が大切になるでしょう。
この資格を取得するための王道的な参考書や問題集が存在しないため、とにかく教育課程で用いたテキストをよく学ぶという地道な勉強をする他ありません。
精神看護専門看護師の大変さとやりがい
精神看護専門看護師は、患者様の身体だけでなく心も救う事ができる重要なお仕事です。
しかし、その人数は日本中で100人程度しかいない状況となっています。
看護師として活躍するだけでも大変なお仕事なのですが、看護師としてスキルアップしたいという人にマッチする専門資格なのではないでしょうか?
条件の良い病院で働きたいという人はたくさんいますが、まずは自分が病院側から求められる看護師になることが望ましいでしょう。
精神的な病で悩んでいる患者様が精神的な闇から救われ、元気が姿に戻った時にやりがいを感じる事ができます。