第1、2種ME技術実力検定試験
第1、2種ME技術実力検定試験は医療従事者が医療機器を取り扱う際に正しく取り扱うことが出来るかどうかを認定する試験です。
この分野は臨床工学技士の専門分野ではありますが、臨床工学技士以外でも医療機器を扱うことはあります。
例えば、透析の現場では透析の機械を医師や看護師が触れることもあります。
医療機器の操作を間違えると、医療事故に直結することもありますので、大切な知識であり検定試験であるといえます。
看護師業務への活かし方
透析室などの機器がある就職先で勤務している場合、より活かすことができる資格です。
基本的には臨床工学技士が設定を行っていますが、看護師でもできるのであれば、サポートすることができます。
また、急遽設定を変更するなどがあった場合に、機器のことを理解できていると焦ることがなく、落ち着いて対応することもできるでしょう。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 2種は医師・看護師・臨床工学技士・臨床検査技師などの医療従事者の資格を有していること
- 1種は2種を合格していること、もしくは臨床工学技士の資格を有していること
取得に向けての勉強方法
合格点に達するためのもっとも有効な方法は過去問をたくさん解くことです。
その上で実務に役立つ知識を補完するためには、「MEの基礎知識と安全管理 改定第5版 南江堂」「臨床工学技士標準テキスト 第2版 金原出版」などのテキストで勉強するのが有効です。
また、業務の中での覚えることができることも多くありますので、日々の仕事の中で対応し、知識として身につけると、確かなスキルとなります。
第1、2種ME技術実力検定試験の大変さとやりがい
看護師は女性の方が多いこともあり、医療機器に対して苦手意識があるものです。
そのような意識を払拭して、思い切って操作することが必要で、その部分に怖さを感じるかもしれません。
しかし、操作が分かっていることでの安心を感じることができるようになり、面白くなってきます。
そうなると、仕事の幅が広がり、やりがいをより感じるようになるでしょう。