私以外にも苦労を感じている看護師長の方はいますか?
質問
Question私は40代の看護師で、主人も子供もいます。
先日、人事異動で看護師長という責任ある立場につきましたが、苦労が絶えません。
看護師歴は20年ですがこれまでと仕事内容が大きく変わってしまい、職場の他の看護師や医師との関係など、上手くいかないことも増えました。
上手くいかないのが自分だけではないと分かれば少し希望を持つことができます。
そこで、看護師長ならではの苦労があれば聞いてみたいのですが、どのような苦労があったのか教えてください。
回答
Answer看護師の一員として働いていたときに比べ、仕事も責任も大きくなるのが看護師長です。
とくに看護師長の悩みとして多いのが職場の人間関係です。
看護師にリーダーシップを発揮し、医師とのコミュニケーションも円滑に図らなければならない苦労は、看護師長を経験したことのある人なら共感し得るのではないでしょうか。
その他にも、教育者としての責任も問われるため、20年というキャリアでは対応できない部分もあるかもしれません。
ただそうした苦労を抱えているのは自分ひとりだけではないと思って頑張れば、やがて看護師長の仕事の全体像が見えてくるのではないでしょうか。
看護現場の中間管理職としての苦労
中間管理職の立場としてベテランから新人までの看護師たちにリーダーシップを取る大きな責任を持つのが看護師長です。
同じチームに所属する看護師からの相談や要望はもちろん、チーム内の人間関係の改善など、さまざまな問題を中心になって解決していかなければなりません。
さらに、医師や看護部長との距離もぐっと近づき、看護師時代よりも主張すべきことも増える分、自分の意志が通らないもどかしさを感じる看護師長の方も多いのではないでしょうか。
お
手本となり人を育てる苦労
看護師長はナースマネージャーとして現場全体の管理をしつつ新人や部下の看護師を育てていく責任もあります。
近年、新卒看護師の早期離職率も増加する中で、看護の現場を維持していくために良質な人材育成をすることも看護師長の苦労の種となっています。