福祉用具プランナー
福祉用具プランナーは福祉用具が必要な高齢者や障害者などが、適切な福祉用具を選択するためのアドバイスを行う資格です。
そして、選択だけでなく、その後の使用計画なども立案し、福祉用具を利用することで、快適な暮らしができるようサポートしています。
福祉用具を効果的に使用するための支援は、施設や福祉用具の専門店などで必要になってきます。
そのような専門店でキャリアを積んでいる人に、より高度な知識習得の場を提供している資格と言えるでしょう。
看護師業務への活かし方
介護施設やリハビリ施設などで勤務する看護師にとっては、福祉用具プランナーの資格があると、業務の幅が広がります。
日常のケアだけでなく、福祉用具を活用したリハビリなども提案していくことができるようになります。
そして、看護師は介護の分野では知らないことが多くありますが、福祉用具プランナーの勉強を行うことで、介護事業に対する理解が深まります。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 福祉用具専門相談員の講習過程を終了していること
- 指定福祉用具の貸与、販売に携わる業務をしている看護師等の医療・介護従事者
- 上記のいずれかを満たしており、現在も福祉用具専門相談員として2年以上勤務していること
取得に向けての勉強方法
実務的なスキルを習得していることが、受講の要件となってきますので、指定の施設での経験を積むようにしましょう。
カリキュラムのうち48時間の座学については、e-ラーニングを活用すれば自宅のパソコンでも受講が可能なので、これを活用することで看護業務との両立がしやすくなるでしょう。
福祉用具プランナーの大変さとやりがい
福祉用具プランナーは福祉用具の使い方、有効な活用法などをアドバイスし、利用計画まで携わる資格ですが、高齢者に指導していくという中で、なかなか思うように伝えられない場合もあります。
そういった方に根気強く対応していくことが大変なところだと思います。
しかし、福祉用具を利用することで、今までよりも生活が楽になった、という声を聞くだけで、この仕事をしていて良かったと思うことができます。