福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターは高齢者が安心して暮らすことができる住宅を、医療、介護福祉、建築の多方面から支えていく資格です。
つまり、福祉住環境コーディネーターは医療従事者や建築関係の方が取得するケースが多い資格と言えます。
就職先としては、建築関係の企業が多く、アドバイザーとして相談者の状況に適した住環境を提供しています。
看護師業務への活かし方
看護師業務の中で活かす場として、退院していく患者様の住環境のアドバイスを行うことができるようになります。
もちろん、看護師の資格だけでもアドバイスはできますが、住環境のアドバイザーとしての専門的観点からの助言となるため、より信頼性が高いアドバイスとして受け取られることになります。
資格取得に向けて
資格取得の条件
- 誰でも取得可能(ただし、医療従事者や建築関連でのキャリアがある方の受講が多い)
- 1級を受験する場合には2級に合格していること
取得に向けての勉強方法
1~3級があり難易度が随分と変わってきます。3級の合格率は40~60%、2級の合格率は10~60%、1級の合格率は4~5%です。
参考教材などで勉強しながら、セミナーや講座などに参加すると良いでしょう。
2、3級であれば過去問やテキストの独学で十分合格可能です。
ただし、1級の試験問題の中には設計図作成などの建築分野の専門知識が必要とされるため、看護師として目指すのは2級まででよいでしょう。
福祉住環境コーディネーターの大変さとやりがい
福祉住環境コーディネーターとして仕事を行っていくのであれば、いろいろな職種の方との連携や、相談者とのコミュニケーション能力、説明能力など、いろいろなスキルが必要になってきます。
看護師として仕事をしてきた人からすると、少し馴染みにくい内容になっているため、学習し実践していくことは大変さがあるでしょう。
しかし、こういった住環境の提案ができる資格は他にありません。
より詳しい情報、知識を自分は持っているということを意識すると、よりやりがいを感じることでしょう。