看護部長の仕事

看護部長として期待されていることとは、看護師長からあげられてきた問題を病院に伝えていくことや、病院の方針を看護師に浸透させていくことです。

病院における看護方針の方向性が委ねられていると言っても過言ではありません。

医師との連携も大切になるので、看護・医療に関する高度なスキルや専門的知識はもちろん、高いコミュニケーション能力も求められます。

いわば病院と看護師を繋ぐパイプのような役割だと言えるでしょう。

求められるもの	今から磨いておくべきスキル
看護師をマネジメントする能力看護業務における問題点に気付く能力看護大学で看護管理を専攻し修士号を取得していること 3年以上の師長経験	看護業務や環境を俯瞰的に観察する能力医師や薬剤師、看護師、看護助手などの役割が異なる人ともコミュニケーションがとれる能力看護師の精神面・技術面におけるフォロー看護師を「教育する」能力豊富な経験と知識を材料に瞬時に判断する能力

新人・中堅看護師の方の中で、現在役職に就いてはいるものの、ゆくゆくは看護部長を目指すことを漠然的に考える方も多いのではないでしょうか。

看護部長の業務には、医師と連携をとって治療・看護方針を定めていくことや、それらを看護師に浸透させていくこと、さらに看護師長をマネジメントするといった、通常の看護師業務よりも「まとめる」という要素が増えてくることでしょう。

さらに、看護業務において何か問題点があった場合はその責任を追及される場合もあり、人の上に立つ役職なだけに大きな責任が伴います。

先述のような業務にもやりがいはありますが、なかでも、やはりやりがいを感じるのは、患者さんに自分で院内に浸透させた看護方針が行き届き、さらに患者さんに満足してもらえたときなのではないでしょうか。

看護部長の業務においては、患者さんとの距離が離れてしまうことが予想されますが、患者さんを第一に考えた看護を提供する、という看護の基本を大切にすることがさらに大きなやりがいにつながるのではないでしょうか。

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