看護師退職後に、税金の請求が来ると聞きました

質問

Question

現在一身上の都合で退職を検討している女性看護師です。

ですが、退職をした後は税金の請求が一度に押し寄せてくるので大変、ということを聞いたことがあります。

そういうこともあり退職を躊躇してしまっています・・・。

税金の知識があまりないので、退職後に請求される税金について詳しく教えてください。

回答

Answer

退職後に請求される税金には住民税、所得税があります。
所得税については収入から天引きされますので心配はいりません。

問題となる住民税の徴収方法には、特別徴収と普通徴収があります。
他にも、返納金に関して備えておく必要があることを忘れないでください。

また、健康保険について退職後は扶養に入るか、それまでの健康保険を任意継続させるか、
国民健康保険への加入をするかに絞られます。

健康保険に関しての選択には、失業保険の利用も関わってきます。

この中で任意継続という方法を選ぶ場合には、退職してから20日以内というのが手続きの期限となります。

特別徴収について

その年の6月~翌年の5月という期間で12回住民税を支払う形です。
この場合住民税は毎月給与から天引きされます。

特別徴収であった場合、退職が1月~5月までであれば、退職の際にまとめて住民税が給与から天引きされます。

また、退職が6月~12月までであれば、給与から天引きとなるのは「退職をした月」だけとなります。

それからは普通徴収によって納税していきます。
これは送付される納税通知書を使った納税方法です。

また普通徴収の場合、分割による納税もできます。

返納金額への備えも大事

退職する場合には「返納金額」についても考える必要があるでしょう。
返納金額には社会保険料、税金、燃料手当が該当します。

ですからその返納金額の合計に驚いてしまう看護師も少なくありません。

入職先がすでにお決まりですと安心感もあるかもしれませんが、病院や施設によっては入職した月に給与が発生しない場合もあります。

そのため、人によっては節約生活になる場合もあるようです。

それが嫌だという場合は前々から貯金をしたり、あるいは貯金を少し崩したりして乗り切るといいでしょう。

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